知ったかぶり週報2003
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DIARY バックナンバー [ 先月 ] [目次] [ 来月 ] [最新版] [トップ] 2000-2002
2004年7月1日(木) 自殺?
★明日は健康診断なので節制いたします。

yuco氏より情報いただき、新書マップ〜テーマで探す新書ガイド〜をいじってみる。適当にキーワードを入れると、それに近いテーマがうにょうにょ出てきて、どれかをダブルクリックするとテーマにあった新書のタイトルがずらずら出てくるという仕組み。実用的がどうかといわれるとわかんないけど、キーワードをどんどん数珠繋ぎに連想させながらちょこちょこいじってるだけで面白い。

★そちらに関連。新書マップWebマガジン[KAZE]風より、新潮新書編集長インタビューも。
新潮新書は「文字はより大きめに、1ページの行数はより少なめに」「胸ポケットにすっと入るような軽さ、物理的な軽さ」を心がけているそうな。昨日の『グッドラック』じゃないけど、今はとにかく、ベストセラーになるには文字を少なく薄くしなきゃいけない時代なんですなと思う。

★若いコの間で使われている言葉で「携帯自殺」ってのがあるそうで、ケータイの番号を変えて新しい番号を今までの知人に教えないってことを言うんだとか。これで縁切りが出来ていわゆるネットワーク上から「死んだ」ことになると・・・たしかに、ケータイの番号がわからなくなって疎遠になってしまう知人というのは間違いなく多いんだけど、なんか現代社会ぽい話だなぁ。で、なんでそんな話かというと、かつて親しくさせていただいた方がまさにこの状態で音信不通になってしまっているから・・・。おーい、ココ読んでるのはわかってるんだぞD! 連絡してこーい。

苗字と名前の最初の文字を入れ替えてみました
「くさかり・まさお→まさかり・くさお」といった具合に。こちらにも載っているけど、個人的にヒットなネタで「しまった!かとうあい写真集かと思ったらあとうかい写真集だった!」ってのを思い出した。

★この恋愛診断によると、私の結婚適齢期は「38〜42歳」と出ました。え、そんな先なの・・・!
2004年7月5日(月) 長文。
★近鉄買収騒動で一躍“お茶の間”にも有名となった堀江貴文氏だが、何かのテレビニュース番組で堀江氏の人物紹介をする際に、私が某雑誌でやった企画のページが画面に写されていたのは嬉しかった。あれ、あの机の企画ってもう3年近く前にやったヤツだけど。そういうのってそこはかとなく嬉しいし編集者冥利に尽きる。

★ところで、大々的な人事異動の余波を、実は私もちょっぴり受けておりまして・・・。7月1日付で、兼務だった新雑誌編集部の肩書きがなくなり、書店営業の部署専任となりました。この1年間は実質編集部員としての仕事を何もしていないし、新雑誌の企画自体は部署に関わらず出せるので特に問題がない・・・とはいえ、とりあえずカイシャ的にはあのプロジェクトに一つの線を引いたのだなとなんとなく思う。特に感慨なし。

★雑誌『CIRCUS』(KKベストセラーズ)創刊。20代30代男たちの[プライドと欲望]を刺激する情報検証エンターテインメント!というキャッチフレーズがついている。いわゆるこの世代の男性総合誌というのは私も非常に興味があるし、この雑誌の(記事内容はともかく)やろうとしている方向性には共感してしまう。ただ、創刊号にありがちな「取材しすぎで詰め込みすぎで消化し切れてない」感じはビンビン感じるなぁ。いい意味でも悪い意味でも。ちなみに私は駅売店で購入したのだが、創刊号の付録はぐにぐに握ってストレス解消になるスポンジ状のモノだった。説明しづらい・・・。

★これまた新創刊だった『R25』(リクルート)は、関東エリア限定とはいえ電車の中吊りとかテレビCMもやっていて気合が入っている。たしかに0円なら読み捨てられ、どの記事もちょっとずつ喰い足りない幹事がかえって心地よい。ちなみに、渋谷駅のラックとかではゼンゼン手に入らなかったけど、自宅近所のコンビニではいまだに山ほど余っている。

「世界一の星空を作る人」大平貴之さん。
以前も紹介しているメガスターを作った大平さんのインタビュー記事。そういえば、メガスターUは来週から日本科学未来館で常設展示となる。こちらも注目。直接インタビューしたり作りかけの機械を見たりしたことはあったけど、500万個の星空を自分で体験したことはないもので。

CNN:宇宙行きのエレベーター、15年後実現に向け開発進む
先週も書いた軌道エレベータの話。15年後には実現の見通しとか。現実だ・・・!

『<不良>のための文章術 〜書いてお金を稼ぐには〜』(永江朗/NHK出版)を読了。「作家」や「ジャーナリスト」になるためではなく、いわゆる無署名の原稿を書く「ライター」になるための技術を指南してくれる本。その意味では「名文」を書くための文章読本系のものとも一線を画する。インタビューのテープ起こしから指定字数にまとめるまでのやり方とか、一つのテーマでも媒体により書き方をどう変えるかなどを示してくれるのはもちろんのこと。さらには例えば、2000字で書いた書評の原稿を例として示した後に「文字数が実は1000字だったと編集者から後から聞き慌てて直した1000字の原稿」を示し、どのような構成の変更を行ったかを見せるところなぞはすげー具体的かつ実践的。ライター初中級者程度には面白い本だと思う。が、ライター志望者だとこの感覚は伝わらないかな。

「出口調査は民主党に清き一票を」キャンペーン
2ちゃんねるから始まる市民活動的運動の最新版がコレ。たしかに、開票率0%で当確が出る現在の選挙速報って見てて不安になりアレ出口調査で皆でウソついたらどうなるんだろうと思ったことはあるが。

bounce.com特集:フリッパーズ・ギター
回想特集。小西康陽氏と曽我部恵一氏がコメントを寄せている。

森山和道氏の日記より、ダンボールでガンダム。これは力作揃い! すげー

★最近ボードゲーム熱が薄れていたけど・・・2004年カタン全国大会のお知らせを見てちとやる気に。応募するぞー。

★エロ系ライター安田理央氏の日記より。やっぱり「本」は死ぬのか、そしてそしてエロ本も死ぬのか?
両方とも名文。前者は「電子書籍」の行く末(少なくともΣBooksみたいなのが最終形態ではない)について、後者は都条例改正に伴う対コンビニ自主規制の問題とエロ系出版社の混乱について書いている。以前も書いたけど、編集者とか書き手の人で、出版業界のこのような動きに対する意識・危機感を持つ人が非常に少ないのは問題。みんな口に出さないだけなのか、あるいは「オレだけは大丈夫だ」と思っているのか。

【言いたい放題】書店員座談会 「好きな本、好きな著者」
こういうのを見ると「文芸書以外は本じゃないのか」とつい揚げ足を取りたくなるが・・・見知った人も何人か出ている座談会なのでそこまでは言いますまい(笑)。このインタビューの中では、一タイトルの本を百冊売るよりも、百タイトルの本を一冊ずつ売りたいと思ってしまうという台詞が、優等生的とはいえはっとさせられる。コレこそが「出版ビジネス」のあるべき姿なんじゃないか、とも思う。

眞鍋かをりもBlogを開始。かなりのファンだった私としては、注目せざるをえないでしょう。

主要Blogサービス機能比較(2004年7月版)
ここには載っていないけど私が以前使っていたさるさる日記も、RSS対応など幾つかの進化を果たしている。コメントはつけられないけど。
2004年7月6日(火) ダジャレ?
神田三省堂でダジャレ・ヌーヴォー展
そのうえ9(金)20時から、石黒謙吾氏×花田紀凱氏のトーク・セッションがあるそうで。派手なのか地味なのかわからない組み合わせ・・・。というわけで、「このイベント、まだ空席があるんで派手に宣伝してくれ」とのお申し出が某所より飛んできました。謹んで告知させていただきます。

新世紀書店・仮店舗営業中
2004年10月、場所は渋谷。ぼくらが考える「あたらしい本屋」が、2週間だけオープンする。・・・これは楽しそう。何かしら参加してみたい。

★大異動に伴い、部署内で大規模な机の引越し・・・をしようと思ったら、誰も電話や電気配線、さらには机の寸法のことすら考えておらず、中途半端に机やモノを動かしたところでまだ引越しはできないと判断、結局元に戻す。みんな徒労感。うわぁ、いろんな意味でウチらの状態を暗示してるよ・・・。その後、仕事の打合わせ目的で、急にI嬢と待ち合わせをし六本木へ。当然のように仕事の話などせず、別の話題で盛り上がりっぱなし。それはそれで至福だが。

★「雑誌」というメディアが要求されてるコトってのは色々あると思うんだけど、少なくとも私がイメージしているものは「カレーも親子丼も出す蕎麦屋」みたいなヤツだと思っている。ホントウに美味い蕎麦を食いたければ、美味いカレーを食いたければ、それぞれ専門店に行けばいい。ただそれが、カレーと蕎麦が同時にお盆に載って出されてきて、そのカレーが微妙にダシが効いてたりして意外な味で、両者合わせてみると意外に食い合わせいいじゃんへー、みたいなのが「雑誌くらいの大きさの」媒体には求められていると思っている。ジャンルごとの縦割りな専門情報じゃなく、別の何かの軸で世の中を横に切り取ってみたら一つにつながってたって感じ。あとは、その切り取るポイントが「年齢」なのか「年収」なのか「ガンダム」なのか(!?)、何がいいかわからないんだけど。そういう意味で、雑誌は今後も残っていくし、残っていかなきゃいけないと思うんだよね・・・なんてことを書いてると、実は自分、まだ雑誌作りに未練があるんじゃないかと思ってきた。どうなんだろ。

『いそがなくたって、そこに本屋があるじゃないか』(高津淳/サンブックス)を斜め読み中。業界紙などで書店現場の空気をきっちり書いてくれる人なので、コレもまとめて楽しく読んでるところ。

携帯電話持つ女子中学生、「家で勉強しない」が非所持群の1.6倍
現在ちょうど『反社会学講座』(パオロ・マッツァリーノ/イースト・プレス)を読み始めたところなので、こういう統計調査もどこかのオッサンによる恣意的なデータなんじゃないかと疑ってしまうのだが。「1.6倍」ってそもそもそんなに大きい差なのか。

共同通信社の小池編集長とか言う人が実名でLIVEDOOR掘江社長を「鼻持ちならない」と非難している(続編記事はこちら)。これに対してネット界での注目が集まっているようだ。そもそも堀江氏を見て「うさんくささ」を感じない人はいないと私は思う(きっぱり)。問題は通信社という媒体の看板をしょってる人が、そんな「感情論」を実名でぶちまけちゃっていいのかな、という所だと思う。私だったら(仮にバレバレだったとしても)自社名を「公開」して個人的な意見をぶっちゃけるのは怖いな。

★余談だが、私はmixiやGREEに一応登録してるもののほとんど中を見てないし、はてなダイアリーも開店休業中。そもそもトラックバックって何だったっけ?という感じで、誰かとネットワークを結ぼうという意識がネット上では非常に薄い。。基本的にはとってもスタンドアローンな状態なのだ。トモダチ欲しいけど・・・。

★さらに余談、かつわかる人が非常に少ない話で恐縮だが。私、某取次の仕入窓口の番号札を間違えて持って帰ってきてしまっている・・・。しかも、ずうっと前に着たっきりのスーツのポケットに入ってたのを今発見した・・・。コレ今頃返したらヒンシュクかな・・・。
2004年7月8日(木) POS
★あの、昨晩はちゃんと終電で帰りましたから。

INCセミナー出席。目からウロコの連続。もちろん、出版社の性格が違うから(ウチで高島さんの会社のような長期スパンの分析をしていたらあっという間に商品が死んでしまう)、同じ手段を使ってはいけないだろう。ただ、「POSデータを加工して営業ツールとして誰でも活用できるようにする」「データをビジュアル化して誰でも感覚的にわかるようにする」「POSデータは売り上げ増のためではなく効率化のために使う」・・・といったことに気づかされたのは大きい。同席していたほかの出版社の方と、「いやー、あのセミナーを聴いてたら、明日会社に早く行ってデータ見てみたくなりましたよー」という話を。さっそく今日、あのレジュメを会社の人に見せ「ウチでは何が必要か、できるか」という話を社内の人としたりして。
2004年7月9日(金) 呑み。
★あの、昨晩もちゃんと終電前に帰りましたから。

★某書店員の方にお声をかけていただき呑み会。至福な会をありがとうございます。特にO嬢の名前はアチコチで聞いていたわけだが・・・予想通りというか予想外というか。ところで最近、このサイトの存在を知ってる方と呑みに行くと「明日なんて書かれるのかなって思いますよ」と言われ、それがまたプレッシャーだったりしてな。・・・それなんで、昨晩何の話をしたか必死に思い出そうとしたんだけど・・・シャワートイレのマッサージ機能の話しか思い出せない・・・(謎)。

★今日もクソ暑い。こんな日に限って見本出しかよ・・・。

第131回芥川賞・直木賞レースを「文学賞メッタ斬り!」が予想する
舞城王太郎がもし受賞しちゃったら、顔出しするんだろうか。

「bk1はてな」オープン
bk1は立ち上げ当初にはいっぱいライターを抱えてみるなど、とにかく「人力」にこだわってるオンライン書店。全部システムを作ってしまうamazonとは対照的で面白い。中の質問を見てみると、けっこうamazonへのリンクも張られているところがユルくていい。

★いろいろあって、ただ今梅森浩一読書週間へ突入中。

2004年7月10日(土) 
★だから、昨晩もちゃんと終電前に帰りましたから!

ダジャレ ヌーヴォー展トークセッションに出席。お客のほとんどが出版業界関係者だったせいか、ダジャレトークは一切ナシで、「編集者論」みたいなところがほとんどだったのは意外。だけど面白かった。花田さんの新雑誌構想の話も少し聞けたし。その後ささやかに打ち上げ。

Livedoor Books。いつの間にか出来てた! このスピード感はさすがだ(ちなみに帳合は大阪屋)。ただ、自分がこのサイトに慣れてないせいもあるが、イマイチ使いづらい。ジャンル別のページに跳ぶと検索窓が使えなくなったり、トップページにどんと鎮座している『Good Luck』が検索ではどうしてもヒットしなかったり。まだこれから改良の余地はあるのでしょうがね。
2004年7月12日(月) 脈あり?
脈あり度テスト
占いじゃないんで、相手の要素を入れる必要なし。ためしにやってみたら・・・「決め手にかける(50%)」ですってよ。うーむ。
2004年7月13日(火) 混乱。書き直し。
★考えてみると、今週はほぼ毎日呑み会・・・。

★初日の昨晩はA|Z book cafeで出版業界な人たちと呑み会。初めて参加したのに既に常連だったかのように楽しませていただきました、ありがとうございます。

★でもね、個人的には『世界の中心で、愛をさけぶ』の話になってたときが、なんとも鼻持ちならなくてイヤでねぇ。この席に限らず出版業界な人たちとと話をすると、ヒットした本の話になるとなんか顔をしかめたり、そもそも「本を読まない人」を小馬鹿にする言動が目立つんだけど、それってどうなのかと。なんぼ言っても、「本を読む人」のほうが、左利きの人と同じくらい超少数派だし、ひろく世間一般では、やっぱり『世界の・・・』は本じゃなくて映画ドラマなんだろう。それはもうしょうがない。

★あとはどんな話をしたか酔いがさめてから必死に思い出そうとしたけど・・・女のコは何歳まで父親と風呂に入るのかとか、そんな話しか思い出せない・・・(謎)。

★昼間、現場で混乱することが幾つか続いて自分のみならず周囲をばたばたさせてしまう。「段取り」とか「根回し」が大好きな、最近読んだ本が『大人の仕事術』(中島孝志/主婦の友社)な私としては、こういった事態になってしまったことはタイヘン反省。もちろん自分以外のところに非があった(とボクは思っている)にしても、事前に予測してチェックすることは可能だったのに。うーむ。

『R25』>『CIRCUS』
erohen氏がイイタイコトを全部言ってくれたので補足なし。今に雑誌はフリーペーパーが当たり前になって「有料雑誌」「無料雑誌」の力が拮抗してくるに違いない。ウチのカイシャでも以前「フリーペーパーに負けない、カネを払ってでも読みたい記事を作れ」と言われたことがあるけど、えーと、そんなのあるんか?

ブロガーに蔓延する「燃え尽き症候群」
辛くなったらやめればいいんだから、たいした話じゃないけど。
2004年7月15日(木) にやけ。
★雑誌の未来を憂うこともなく、打ち合わせと称して楽しく(にやけつつ)呑みまわっております。

『週末ライターで稼ぐ 年収300万円時代を生き抜く仕事術』(新井イッセー/雷鳥社)読了。まぁよくあるライター入門本かもしれないけど、「週末(起業)」「年収300万円」という最近流行りの言葉を入れたところに商売上手さがうかがえる。週末ライターしてみたいけど最大の欠点は取材。平日にはアポイントを入れるのが難しいし、土日は何かしら潰れるし休みたいし・・・と考えると、なかなか踏み出せない。書評とか調べて書く系の仕事とかだったらなんとかなるけど、専門ライターにはなれないからソレは無理だなぁ・・・とかぼやいてる間に、あちらの原稿も出さねばですよね。一本できかけてるんです、スミマセン・・・(私信)
2004年7月16日(金) 倒産!
★緊急速報。青山ブックセンターが倒産した模様。ちょうど17時に六本木を通りかかったら知り合いの店員さんがまさに「閉店のお知らせ」の張り紙をはってる所に出くわしてしまい…。たしかに、最近「取次からの送品が止められている」などの噂があったんだけど。驚きすぎてまだ何を考えていいかわかりません。→新文化に速報記事アリ

六本木店では撤収が始まっている模様。怖い絵だ・・・。上にも書いたとおりちょうどワタクシが通りがかったときには、ちょうど自動ドアの電源を切って張り紙をはって閉めたばかりの段階。そこで知り合いの店員A氏を見かけて呼び止めたんだけど言葉少なく(慌てきっていて)、「kajieさんが最後の版元になりましたね」と寂しそうに早口で言われたあの台詞はしばらく忘れられないと思います(写真はそのときに撮影)。なお、書店業界的には老舗の新榮堂書店が池袋本店を閉めるというのも大きなニュースなんだけど、」やっぱり首都圏の若い読書好きにとってはABCの閉店のほうが大きなショックだろうね・・・。

(7月17日追記)

「青山ブックセンター 閉店」をめぐるブログの波及力について
あちこちのblogで、すごい勢いで採り上げられているようだ(地方に住んでる人にはABCってなんのことやらという感じなんだろうけど)。倒産の理由には、
 ・親会社である広告代理店の経営が傾いていて、以前から売りに出ていたが買い手がつかなかった
 ・amazonなどの台頭で高額かつ利益率の高い洋書あたりの売れ行きが鈍っていた
というあたりがあるようだ。

★新宿も六本木も自由が丘も競争の激しい地域だし、本店にいたっては立地が悪すぎる。他の書店が買収に手を挙げないのももっともかもしれない。周りに書店が少ないという意味においては、広尾店のあるあたりには他の書店が入るかもしれないけど。

★ABCの倒産を「80年代的コジャレ文化なものの終焉」という文脈の中で捉える人も多いようだけど。そんな中、実は「パルコブックセンター」という名前の書店がすでに存在しなくなっていることに気づいてた人はどれくらいいるだろうか。すでに渋谷のパルコブックセンターは「リブロ渋谷店」という名前に変わっている。吉祥寺とか他も同様。もともとすでにリブロとPBCの境目はなくなってきつつあったとはいえ、ABC倒産を待たずして「コジャレ書店チェーン」時代は終わりを迎えていたのだ。


★中小書店のみならず、こういった大型書店でも閉店の話をよく聞くようになってしまった。読書離れとか取次との力関係とかそもそも経営の問題とか個別に見ていくといろんな事情はあるだろう。だが、書店業界が苦境に立たされている根本的な要因に、書店があまりにも薄利な商売であるということは否定しようがない。もちろん、その分売れ残りは返品できるのでリスクの少ない商売だとはいえるけど、これだけ新刊点数が多く一点あたりの発行部数が少なくなっている現状では、手間ばかり増えてアガリが少なくなってきているのは自明のこと。もうこうなったら、出版社はみんなでいっせーのせで全部の定価を100円ずつ上げて、その100円を書店に還元しちゃうというルールを作ったらどうだろうか。100円くらいじゃ焼け石に水かもしれないけど、何もしないよりはマシかなとね。私は一読者でもあり、一出版業界人でもある。書店が潰れることはどちらの立場からも困る。500円の本が600円になっても、欲しい本なら私は買うし、それくらいで買い渋るような本だったら、最初からブックオフか何かで探すんだから。
2004年7月17日(土) 
★昨晩のショックとは別の意味で、眞鍋かをりのメガネ顔には激しくココロを揺さぶられました。イイ・・・。

Tennis for One
横視点のテニス。シンプルだけどちくちくハマってしまう。

★で、これからWIRE041日目に行ってきます。誰が出るとかゼンゼン知らないんですけど。横浜遠いしなぁ。
2004年7月18日(日) ぐったり。
★昨日、出がけに青山ブックセンターの新宿ルミネ2店に行ってみると、すでにこんな状態に。待ち行く人の「え?潰れてるよ!」とか「なんか、ココ倒産したらしいよ」といった声が聞こえてくる。奥のほうでは店員さんが数名電話をかけたりなんだりしていて・・・ここの店には知ってる人がいないのでそのまま帰ってきたが、つい先日まで賑わっていた(今思うと立ち読み客ばかりか)店構えがこうなっちゃってるのはかなり寂しい。

★私が慌てて堂々と書いちゃったのが悪いんだけど、裏日本工業新聞7/16によると、ABCは現段階ではまだ正式には「倒産」じゃない状態のようです。ってことは、もしかしたら、トーハンあたりの別の取次が救済に動く可能性もあるのか・・・?

★で、WIRE04でかなり大はしゃぎ。しかし、2days取ってしまったのは自分の体力を考えないアホな行為だった・・・。早くもぐったりしていますが、また行ってきます。2日目のほうが面白そう。
2004年7月19日(月) 
★さらにぐったりしています。

★たまたま借りた『下妻物語』(嶽本野ばら/小学館文庫)を読んでみたところ、意外にも自分の泣きツボだったことを知る。ヤンキーとロリータという、まったく相容れない趣味の二人の間に不思議な友情が芽生えていく。最後ちょっとほろりと来てしまう。映画も観ようかなー。「趣味」なんてものは表層的なもので、重要なのはいかにその人に強い芯があるかってこと。こういうのを「意味より強度」と宮台真司は言ったのだ(違ったっけ?)。

恋愛頭脳
恋愛観レベルは「高校生」。あんまり偏ってはいなかったけど「極端に駆け引き重視」という結果は不満が残るですよ・・・。

奇想天外な宿泊プラン(ネタ元はinside out
館主がご宿泊者の悩み事に30分程度相談に乗る「悩み事相談プラン」、内藤さん、斉藤さんには熱燗かホットミルクがサービスとなる「グッド内藤!お休みな斉藤!プラン」など・・・アホらしすぎるプランの数々! そして、料理別のプランが多すぎるために「おまかせしますプラン」を追加してしまう過剰さ。おそるべし鬼怒川温泉「佳祥坊 福松川」。
2004年7月20日(火) 不眠。
★何がまずいって、2日連続の徹夜のせいで完全に夜型になっており、(しかも晩飯の後で2時間仮眠とか取っちゃってるし)、こんな明け方になっても目が冴えてしまっているのはマズイ。その間に仕事してれば結構さばけたのになぁ。今はもう無理だわ・・・。

★不眠状態の中で『ふたつのスピカ』(柳沼行/メディアファクトリー)を一気に読み返す。宇宙モノではなく友情モノでした。出てくる人たちが皆まっすぐすぎて深みがないといえばそれまでだけど、こういうベタな展開が心地よいときもある、ので「売る」リストから「残す」リストに戻してしまった。

★不眠状態が続く中で『教育とはなんだ』(重松清編著/筑摩書房)を読了。鷲田清一氏に「倫理」や清水良典氏に「国語」を聞くなど、「教育論」から「給食」「校舎」まで、18人の教育界で活躍する著名人に重松清氏が話を聞いたもの。若干古いが(藤原和博氏のインタビューは、まだ杉並区立和田中学校長に就任する前のものだ)、さすがに面白い。こういう取材モノを読んでいると、まだまだプロのライターが活躍する余地は残されていると思う。
2004年7月21日(水) 社内?
★自分ではあんまり気づいていませんでしたが、今週はかなり警報が鳴りまくってる忙しさ、のようです。さっそく今日もタクシー帰宅。深夜なのにこの暑さって何よ・・・って体温より暑かったのか。外回りの人に同情します。

★ていうかさー、このWeb日記は自分が思ってたよりもずっと多くの社内の人にバレてるらしいと気づいちゃいましたよ。まぁバレてマズイことはそんなにない、と思うけど一部危険な部分もございますので、しばらく上司や仕事の愚痴とイニシャル女子トークは自粛します。あと、まれにやってた社内からの日記更新も避けることに。

★3年以上昔の話。あの匿名巨大掲示板で、ウチのカイシャの悪口とか社員の個人攻撃スレッドが頻繁に立つ時期があったんですが、その時期は、わが社で「社員全員に一台ずつパソコンが与えられた」時期と見事に一致するんですよ。まぁアレか、結局のところはカイシャのパソコンってみんな仕事だけで使ってるわけじゃないんだねってことで。

『DJbox』in“WIRE04”イベントレポート
『DJbox』はプレステ2を使ったDJツール。私はこのイベント会場に足を運んでいなかったので見てないけど、どうやらかなり本格的なDJプレイが楽しめるっぽい。あー、DJになりたい学生さんは最初コレを買えってか。

【横車】書店への辛言
この記事を紹介してたINC氏と同様に、私もこの記事になんだか「イライラした」クチ。なんかうまく言えないけどこの人は短絡的な考え方をしているなーと、つい業界にいる自分は思ってしまう。もしかしたら、「書店にも並ばないような本を書評家は記事にするな」ってほうを批判したほうがいいんじゃないかと思ってしまうけど。

いばら「ぎ」に怒る会
もちろん「茨城=いばらき」だとは知ってますが、知っててもつい「いばらぎ」と発音してしまうんだよなぁ。まぁここまで怒られたんで、気をつけます。
2004年7月21日(水) 署名。
★本日もテンパりまくっております。笑顔と愛想が8割減モードで運行中。

青山ブックセンター再建を訴えるための署名運動
私も某所でこのメールを拝見したのだが…、署名することに何の意味があるのかがいま一つよくわからなかった。みんなの声を集めると、企業は復活することができるものなのか。だったら募金を集めるとかスポンサーとなってくれる企業を探すとかのほうがわかりやすいのでは。あるいは卸正味を考えるとか流通のしくみを考えるとかなんだとか、もっと具体的に再建のための道筋を模索していくべきだったのに。それでなければ立ち読みをやめてみんなで本を買ってればよかったのに。ブックオフに行かないでABCに行けばよかったのに。…この署名運動が単なる感情的なものだけにならないことを祈る。

★すばやい。上記の活動はすでに予定を超える署名が集まり、すでに受付を締め切ったとのコトです。
2004年7月22日(木) 快感。
★某オンライン書店で「原稿はこちらで書くので、インタビュー記事を載せさせてください」という奇妙なバーター条件が成立し、自社新刊の著者にインタビュー。で、懸案だった原稿を今さっきぎりぎりで片付ける。久々にいつもと違うアタマを使った快感。長文のインタビューって、幾つか入れ込みたい要件をつらつら書いて切ったり貼ったりしているうちに、ストーリーがぴたっとハマってきて出来上がってくる、この瞬間がキモチイイ。トンネル開通させた瞬間ってこんな感じなんだろうか。あるいは宿便が出た感覚? ・・・ていうか、こういう原稿でいいんですかね?(私信)

★よっしゃ、会社行くか・・・。

BGK米光: ライブドアの堀江社長、青山ブックセンターを買ってよ!
そんなわけで、私はこちらに一票(笑)。
2004年7月23日(金) BF!
★またしても速報。先週閉店した青山ブックセンターの新宿ルミネ店の後には、ブックファーストが入るそうです。開店は・・・8月1日!?そんなに急ピッチで!? いやー書店戦国時代ですなぁ。フツーのお客さんは、書店が替わったことすら気づかないんじゃないかな。コミックが立ち読みできるかどうかは不明。
2004年7月26日(月) サクっと。
★多忙のヤマは金曜でなんとか終わっているようです。間に合ってよかった・・・。

『ディープ・ブルー』鑑賞。全編通して自然は弱肉強食の世界なのだと思わせる内容でした。撮影に7年の歳月を費やしたといわれているけれど、よく7年ごときでこの映像が揃ったものだ。

『残業しない技術』(梅森浩一/扶桑社)を「サクっ!」と読了。残業しないライフスタイルを通して「要領よく」仕事をする方法を伝授している。共通するのは「自己満足ではなく、他人の評価軸で仕事をする」ことの重要性。たしかに、余計なことにこだわったり自分で仕事を抱えるがあまりに時間がかかって勝手に沈没、というケースは非常に多いかも。ちょっと目からウロコな一冊でした。

ドラちゃんの本音
あちこちで話題になってる有名なサイトだけど。登場人物が黒くなっているのは著作権配慮なのかもしれないが、かえってドラえもんの黒さが見えて良い効果に。

山形浩生氏もABC閉店に関してコメント。多少感傷的な!?文章であるうえに、本屋なんかさっさと見捨てて、新しい文化形態を探すべきかもしれないなんてところまで言っちゃうのをみてると(そして本稿の掲載時期を考えると)、相当動揺を受けたんではないかと予想される。山形氏のふだん飄々とした感じからはなんか意外な。
2004年7月27日(火) 残業。
★月曜は当然のごとく遅くまで残業。でも、「残業するときはする、しないときはしないで、メリハリをつけて仕事をしろ」というのが『残業しない技術』のメッセージなので、集中して頑張る。今週は早めに会社を出る予定です。

★自分の仕事の仕方には「好きな仕事に時間をかけて率先して進めてしまい、イヤな仕事を後回しにしてしまう」「一つの仕事にかかる作業時間を割り出してないので予定がテキトー」という2つの欠点が。自覚はしてるけど、なかなか直せない・・・。

『げんしけん』(木尾士目/講談社)4巻まで読了。いわゆる大学生オタクのライフスタイルを描いた本として、朝日新聞書評欄とかでも採り上げられていた人気の本。私自身は木尾士目の文体がイマイチ好きじゃなかったので読み逃していたが、コレは「オタク」サークルの中に「非オタク」な女のコとオタク初心者な新入生を入れることで、ヌルいオタクな人たちの姿が非常にわかりやすく切り取られている。あーいい仕事だなぁ。

『書店ルネッサンス』(青田恵一/青田コーポレーション)を半分ほど拝読。書店の現場を熟知している人なだけあり、情報量の凄さに圧倒される。この人の本に、出版業界本でありがちな「総論」「抽象論」的な話はない。「書店の品揃えが総合化から特化型へ」といえば、「特化」型書店の実例を全国からずらずらと列挙したり、書店のミニフェアづくりの実例を100テーマ以上(!)アイデアフラッシュ的に並べてみせたり。ただ、情報の羅列が多いがゆえに、出版流通業界の経験が深い人じゃないと読みこなせないかもしれないのが難点だ(あと、本書の中で青山ブックセンターのことをベタ褒めしているのも難点!?)。だがそれでも非常に勉強になる一冊。この中で「出版営業の方法」に関する一章があり、ココは繰り返し読んでいる途中。

ふくねこタクシー
カ、カワイ・・・。都内5万台といわれるタクシー戦争のなか35台しか走っておらず、コレに乗れるとラッキーなことが起こる、という都市伝説があるとか・・・乗ってみたい!(ネタ元はノーネーム

ヌーブラを作る
東急ハンズの材料でヌーブラが作れるのかという壮大な?実験・・・。本物ってたしかに触るとぺとぺとした感触で、あんなんつけて女子は気持ち悪くないんかなと思った覚えが。「ヌーブラ」と聞くと必ず反応するあの人にこの記事を捧げよう(笑)(ネタ元はinside out

All About Japan:空気の読めない男を教育する
世の中には「陽性の空気が読めない男」と「陰性の空気が読めない男」が存在するそうです。あぅ、私はどっちの自覚症状もあるけど・・・!!(ネタ元はARTIFACT

「読者はバカなんだ!」「バカでもわかる文章を書いてくれ!」
石井政之氏のブログより。コレはいろんな編集者が原稿を発注するときに口にしている台詞だろう。コレで読者をバカにしていると考えるのは早計。原稿を書くときは、どうしても自分と同レベルの知識を持つ人に対して進めがちになってしまうので、客観性を持ってくれという意味をこめて、なのだと思う。

★「よく知っている人」が「よく知っている人」に向けて書く原稿というのが多すぎやしないか。実際は、「よくわからないけど読んでみたい」という人をすくわないと市場は拡大しない。別冊宝島で「ぼくたちの好きなガンダム」シリーズが出たときに、コアなガンダム好きが「何を今さらこんなぬるい本を」と言ってたのを何回も耳にした。しかし、現実には大成功を収めている。このシリーズを手がけてた編集者が、ある会合の席上で「書店に行かないにーちゃんのために、ガソリンスタンドとかで本が売れないかと考えている」と言ってたのがスゴク印象的だった。こういう視点を本気で持ってる人って少ないのではないか。自戒もこめて。

2004年7月28日(水) サクっ!と
★どたばたとしたものの、会社は「サクっ!」と出て女子たちと居酒屋でクダを巻く。ひとりビールをがぶがぶ飲んで気持ちよく帰宅すると、中島らもがお亡くなりになっていて驚く。酒を飲んで階段から転落したのが原因とか。うーん、他人事ではなかった。

書店流通システムに採用するRFIDの真価とは
未読メモ。

神か悪魔か…高校球児に「ハッスルポーズ」禁止令
さすが高野連。派手なパフォーマンスは高校生らしくない行為らしい。

★『イヴニング』でいとう耐が「少女マンガ誌『なかよし』『ちゃお』の表紙が間違い探しのように似ている」というネタを。さっそく比べてみると・・・たしかに、読者対象ではない私にはまったく区別がつかない!

★ずっと恥ずかしくて知らないといえなかった「ペダンティック(衒学的)」という言葉の意味を調べてみたら、「半可通が知識をひけらかす」という意味あいがあるようで。そうかー自分のことかと一人うなずいてみる。
2004年7月29日(木) こっそり
★会社の大歓送迎会。すごい人数だった・・・!これだったら2次会出なくても大丈夫かなーと、こっそり抜け出してM嬢とお茶して帰ったら、思い切り上司たちにバレてた模様。あわわ。

リアルとネット書店の収益構造の分析
長文未読メモだが、明らかにリアル書店の分が悪い・・・。もちろん、本記事で「アフィリエイト書店」が入ってきているけど、比較の対象にしていいもんかいな。

有限会社ひきもどし
ひきこもりをひきもどす専門の会社らしい。これまた未読メモだけど、それも商売になるのかと驚き。

本棚.org
蔵書を公開&共有するサイト。ISBNコードを入力するだけでいい。ので、とりあえず早速自分のも作ってみたのだが。とりあえず自宅の「お気に入り本棚」から抜き出してるんだけど、あー、これは自分の中で「このテーマのものだけを載せよう」とかいう縛りを作っとかないと難しいかも。

東京ムツゴロウ王国
東京サマーランドの中に移転。昨日オープンした模様。

★最近ゲームのことにはとんと疎いのだが、年内発売予定というNINTENDO DSには心躍らされた。小学生のときのゲーム&ウォッチを思い出す・・・。
2004年7月29日(木) 会社からの更新はしないって言ったのに。
本日のお詫び広告
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Akiary v.0.51