diary

2008年6月28日(土曜日) またまたお久しぶりです。

★またまた久しぶりの更新となってしまいました。申し訳ありません・・・書こうかなと思って管理画面を開いたものの気が進まず、ということを繰り返しているうちに、あっという間に2週間経ってしまっていました。

でるべんの会『ランキング依存が止まらない~出版不況の裏側』のウラ側――NHK「クローズアップ現代」ディレクターに聞くも大変盛況となりました。お越しいただきました皆様、誠にありがとうございます。聴衆のほうに論客が多数潜んでいたため、本来ならばもっと質疑応答の時間を多く取るべきだったか、という反省はありますが、概ね寺岡環ディレクターの言いたいことは伝わったのではないかと思います。懇親会の会場も立ち飲み主体でいろんな人としゃべれる感じで良かったですね。幹事の皆様お疲れ様でした。

ヤフー、人気雑誌コンテンツ集約し新サイト-タグボートと共同で
6/24にスタートしたXBRANDは、20のライフスタイル誌と資生堂、全日空などのオフィシャルスポンサーが集う新サービス。関係者の話を聞くと、まだルール整備がなされずごたごたしていることもあるというが・・・試みとしては面白く気になる存在。ただ、いくつか記事を見てみると、Web用に編集されたものよりも、誌面をそのまま取り込んで画像扱いで表示しているもののほうが多い気がする。これでいいんか?

奇跡の女性サイト“Glam”(1),Facebookをしのぐ勢いで日本上陸へ
コンテンツポータルとして近年気になる存在なのが、米国で急成長を果たしているGlamである。以前も本欄で取り上げているが、日本では年内オープンを目標にすでに水面下で動きが始まっているとか。雑誌版元がWebサイトを作っても集客や集広に苦労をしている中で、この手のネットワークが果たす役割は大きいのではないか。

誰もが手軽に紙面の雑誌を発行できる『MagCloud』
PDFを入稿すれば、印刷・製本から流通・販売管理までを行ってくれるサービス。面白い。日本でも文芸社あたりがやってくれないものか。

60坪書店日記:「書店SNSの未来」という記事を読んで、書店SNSデモサイトに入ってみる(テストログイン用メールアドレスはsnstest@kinkaido.co.jp、パスワードはtesttestで入れる)。立ち上げを企画しているのは宮崎県・都城金海堂の中村社長。読者と書店、版元ほかをつなぐ場として・・・という理念は正しいと思うし応援はしたいが、SNSという機能を、中心となるべき書店員がみんな使いこなすことができるのか? 放置されて寂れたコミュニティほどさびしいものはない。まずは店舗ごとにメールマガジンなりメーリングリストなりを行ったほうがいいのではないか?というのが私個人の意見ではあるのだが。

2008年6月13日(金曜日) 今日は御礼と告知だけ。

★先日のでるべんの会勉強会「書店営業の学び方、ノウハウの伝え方」は大盛況に終わりました。来ていただきました皆様、ありがとうございました。「出版営業」がテーマとはいえ、どちらかというと働く人すべてに当てはまるような話が多く、はっとさせられることが多かったです。私が思わずメモしてたのは「書店員は日々本当に忙しい。逆に言うと、“忙しいだけで一日を終わらせることができる”。」という話で、これはまさに自分のことではないかと思うわけです。忙しいと「仕事した気」になるけど、それじゃダメなんだと。

★今回はでるべんの会INCの共催企画ということで、石塚さんから最後に「こういう勉強会に出ることの効用」を話していただき、大変ありがたく思います。「いつまでも青臭い話をできる環境こそが必要である」という言葉を、私も自分の語録に収めておこうと思います。

★懇親会も盛況で、会場が狭くなってしまい申し訳ありませんでした。余談ですがその後三次会と称して野郎数人が近くの8bit Cafeに向かい、深夜まで懐かしゲームに興じていたことを、この場を借りてご報告申し上げます。いいんだよ、いつまでも青臭くて!オトナにならなくていいんだヨ!!

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★さて、実は「でるべんの会」は急きょ6月にもう一度開催します。この場を借りて告知を。
『ランキング依存が止まらない~出版不況の裏側』のウラ側
――NHK「クローズアップ現代」ディレクターに聞く

前回の記事でちょっと書いた、出版業界内で批判が相次いだNHKのあの番組の担当ディレクター(どうやら私と同世代らしい)に話を伺います。この30分の番組制作のために、寺岡氏は当然ながら膨大な取材を重ねており、切り落とした話も数多くあることでしょう。番組で伝えきれなかったこと、意図的に落としたこと、そこから感じたことなどをお話しいただくことになると思います。番組ビデオ上映から、新文化・石橋編集長を聴き手としたトークライブ、会場との質疑応答まで、非常に興味深い2時間となるのではないかと勝手ながら期待しております。6/26(木)19:00- 場所は水道橋・内海にて。でるべん本体の告知には書いてありませんが、勉強会会場は60名限定となります。お早めにお申し込みください。

2008年6月10日(火曜日) 今日は業界ネタのみで。

★「出版業界ネタ」を得意分野とする当ブログが先週のNHK『クローズアップ現代』についてまるで言及しないのはいかがなものか・・・というツッコミが某所から出てはいるのだが、当座の評判・批判などが比較的まとまっているこちらを見ていただくとして・・・。私のほうはちょっと別のところで、当番組を受けて企画を考え中。もうじきご案内できると思います。

アップフロンティア、雑誌の中吊り広告をデスクトップや Blog で楽しむサービス
今日のナカツリというサービスがスタート。電車の中づりをインターネットでも配信しよう、という試みは、それこそ私が新入社員のころだから・・・10年前から存在していた。すでに雑誌ネットもかなりの数を集めているし。で、「今日のナカツリ」の特色は、中吊り広告をブラウザで見るのではなく、デスクトップガジェットまたはブログパーツとしてユーザに配布し貼り付けてもらおうという形が新しい。なるほどね。今っぽいね。でも、申し訳ないが私はどうも食指が動かない。そもそもガジェットというものは、要は「貼って見せることで自分の趣味嗜好を他人に知らしめる」という効果がある。このナカツリの場合、週刊誌から女性誌、カルチャー誌まで、いろんなジャンルの雑誌の最新号中吊りが次々と配信されてきてしまう。私はAERAが好きで申し込んだのに、表示されるのは別の活版系雑誌ばかり、なんて事態になるのは、少なくともお客である私はいやだと思うのだが。なお、当ブログでこちらのブログパーツをはってみたが、表示されず。どうやら対応してないようだ。

「AERA」と「週刊SPA!」 時代の不安映し20年
両誌とも創刊20周年。どちらも微妙にリニューアルをし続けながら、独自の目線で社会を斬る、というところに共通点がある。ニュースメディアともオピニオン誌とも書籍とも異なる、雑誌ならではの微妙な立ち位置をお互いにうまく保っていると思う。これぞ「雑誌」だ、という気がする。

漫画誌休刊と漫画家の行方
ヤングサンデー休刊を受けて。そもそも「マンガ誌」というビジネスモデルが成り立っていかない・・・という指摘は各所で見られるようになった。「細かい事情を知らないフリして外から見る分には、余力のあるうちに構造変化に対応しておかないと、徐々に打ち手の範囲も狭まって悪いスパイラルに入っていくパターンに見える」というのには全く同意。私はコンテナとしての雑誌はマンガというジャンルであっても今後も必要だと思うが、他の収益源を探すなり露出先を探すなりしないと手遅れになる。

出版状況クロニクル
『出版業界の危機と社会構造』などを著す小田光雄氏が、出版社・論争社のWebサイトで月イチ連載を開始。出版業界のニュース、諸問題をクリッピングしてくれる便利な企画になりそうだ。ぜひ定期チェックを。

多彩な魅力、活況の米女性サイト (上)老舗アイビレッジ vs. 急拡大のグラム(下)40歳以上が対象、雑誌とサイトの注目株
個人的に気になっているのでメモ。

雑誌の流通、本の流通-日本の「出版不況」について
ドイツ在住ジャーナリストが日独の書籍出版市場の違いを比較。日本の場合は「雑誌流通」と「書籍流通」が混然一体となっているが、欧米の場合は雑誌というのはむしろ新聞に近い存在のようだ。だから雑誌はスタンドで買い、書籍はブックストアで買う、というように、そもそも売り場が違うのだ(先日ドイツに行った時もそう感じた)。では、もし日本の書店が同じようになったら生き残れるか、というとそれは大変難しい。一部の大型書店ならともかく、中小書店、郊外型書店ともに、雑誌の依存率は大変高い(ばらつきあるが、だいたい50%前後くらいか)。日本の書店が「書籍だけ」で成り立つことはまずありえないのだ。

2008年6月2日(月曜日) iPod Touch買った。

★寒暖の差に耐え切れず微風邪をひく。

でるべんの会にはお陰様で予想以上のペースでのお申込みをいただいております。常連の皆様、直前になってから申し込めばいいやと思わないでください。マジで事前〆切りになるかもしれません。

★今年も本の学校 出版産業シンポジウム(PDF)のボランティアスタッフを務めております。今年は7/12(土)に開催。今年のテーマは「出版産業の新たなビジネスモデルを探る!」。各分科会も興味深いが、私としては午前中のディスカッションに注目したい。有隣堂の松信社長と筑摩の菊池社長という重鎮に対しインフォバーンの小林弘人がいったい何を話すんだろうか。・・・お申込みはリンク先のパンフレットをご参照ください。

★とうとう我慢できずに買ってしまった。うほほーい。

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他の大手出版社デジタル部門の人たちがみんな持ち歩いていてうらやましいと思っており、勇気を出して購入。どうせ買うなら1万円の差だからと一番容量の大きい32GBにしてしまった(ボーナスも出ないのに・・・何やってんだか)。音楽プレイヤーとしては別に今まで通りでどうということもないんだけど、何せブラウザの動きが快適で嬉しい。拡大・縮小が容易にできるし、無線LANスポットに来ればほとんどストレスなくメール送受信やネットができるし、と良いことづくめ。こりゃホントに楽しい大人のオモチャだな。iPod Touch対応のイー・モバイル通信機器とかできないのかなぁ。そしたら本当にどこでもつながる理想的なモバイル端末になるのに。あ、そうか。iPhone待てばいいのか。

★なんだろう、この本のターゲットは非常に狭い。旧マスメディアに携わる人にはとてもぶっささる本だけど、一般読者にはどうなんだろうか。

グーグルに勝つ広告モデル (光文社新書 349)
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テレビ、新聞等のマスメディアの特徴、強み、インターネットに食われている部分を冷静に分析し、次なる戦略をわかりやすく具体的に解き明かす一冊。いろんなこの手の本を読んでる人からしたら決して珍しいコトを得ることはできないかもしれない。が、「インターネットがあればマスメディアいらないもんね」という破壊思想的な本があふれている中にあっては非常に現実的な内容だと思う。思考の整理には役立つ一冊。

ヤフーが雑誌22誌の記事をネットに掲載へ
「X BRAND」には15社22雑誌が参戦。まだスタートは先なのでどうなるかわからんが・・・。

マイクロソフト、「Tarzan」などを無料で読める「MSNマガジンサーチ」を開始
一方こちらはマイクロソフトとマガジンハウスががっつり組んだサービス。まだ読める雑誌が少ないのが課題。出版社が雑誌コンテンツをデジタルメディア展開をしていくにあたり、最も課題となるのが権利関係の処理。特にマガジンハウスの場合はジャニーズ事務所のタレントが登場する雑誌が多い。あそこは原則としてネットでの顔出しがNGだから、そういう最も読ませたい記事に限って出すことができない、という事態を招いてしまう。「だったら、最初からネットに出すことを前提に契約すればいいじゃん」ってみんな言うけど・・・それが難しいから苦労をしているんだよね。