★これだけ蒸し暑いと、早く日本を脱出したくなってくる。あと1週間、耐えねば・・・。
★そんなわけで読書という気分にもなれないのだが、本書は気になり帰りにファミレスに立ち寄って一気に読んだ。
佐々木 俊尚
講談社
売り上げランキング: 501
残念なことに、この本は他の佐々木俊尚の本に比べわかりづらい。インターネット世界の事象を詳しくない人にわかりやすく説く他の本に比べ、本書の場合は佐々木氏が「今後インターネットの世界で出てくるであろう」と予測している「情報共有圏=インフォコモンズ」というものの概念を解説する、という性格の「近未来予測本」だからだ。先進的なネット技術界ではその萌芽が、といっても、まだ顕在化してないものを解説されても一般の人にはね・・・。
とはいえ、書かれていることに私は非常に賛同できる。乱暴に言えばWeb1.0はまだマスメディアの時代で、Web2.0は個人の情報発信を主体としたマイクロメディアの時代だった。ならばWeb3.0はその両者をうまくつなぐ中間的なメディアの存在が不可欠な時代、ということになるのだろう。私もそういうものが出てきてほしいと思うし、その時には「雑誌くらいの規模」の旧メディアがインターネットの世界の中で再度力をつけられるチャンスなのかもしれない、と思っているのだが。
★若干本筋とは逸れるが、本書の冒頭にADT(注意欠陥特質)に苦しむ人が激増している、という話が出てきて背筋がちょっと寒くなった。脳があまりに大量の情報に押しつぶされオーバーヒートを起こしているような状況で、先天的な脳の機能障害であるADHDなどとは違い、大人になってから普通の人でも起こりうる症状なんだそうだ。そして押し寄せる情報の波は、途切れることなくいつまでも続くわけで・・・。情報を意図的にシャットダウンする技術、捨てる技術が必要なのだなぁと思う。
★ヴィレッジヴァンガードのオンラインショップがリニューアルしており、ポイントサービスがスタートするなど、ちゃんとしたECサイトになっていた。非常にわかりやすく使いやすくなったようだが、デジタルマガジン氏が指摘する通り、VVの店舗が醸し出す雑多な感じが薄まってしまい、魅力が半減してしまう気がする。やはりWebはWeb、リアルはリアルなんだ、と改めて思う。
★アマゾンKindle延べ販売台数は「24万台」だった
「本当に売れてるのか」という疑問の声も上がっていた米国amazonによる電子書籍専用端末Kindleの販売台数が明らかに。あくまで憶測の数字ではあるのだが、すでに100億円近い売り上げをKindleのみで挙げていることになる。これを多いと見るか、少ないと見るか?日本の電子書籍専用端末市場から見たら(もう壊滅的だけど)、24万台という数字は恐ろしく多いが、家庭用テレビゲーム機で24万台だったら超大コケだろう。じゃあ、ケータイと比べたら?電子辞書と比べたら?という話になってくるのだが・・・。
★なお、リンク先の記事の下のほうに、あるアナリストが推計したKindleの市場予測が載っているが、これによると2010年度にはamazon全体の収入の中の2.6%をKindleが占めるとされている。これまた、多いと取るか少ないと取るかだが、仮にamazonの収入の半分くらいが書籍で得られていると仮定すると、Kindleはその10分の1くらいの規模をもったビジネスになっていると考えられる。「ネットビジネスがリアルビジネスに及ぼす影響は全体の10%程度まで」という印象をなんとなく私は持っているのだが、Kindleに関しても似たようなものなのかもしれない。
★「竹熊さん、インターネットってヤバイですよ。今からでも国家レベルで規制しないと、出版も放送も、とりかえしのつかないことになりますよ」
たけくまメモより引用。まぁ今さら何を、という話ではあるが、竹熊氏も上記記事で軽く述べているとおり、旧メディアの中にいる人のほうが、意識が低いと思う。書籍より雑誌の編集者のほうが、どこか他人事に感じているというのも、なんとなく納得できるなぁ。
★Webサイト制作の見積もり目安
便利なのでメモ。ホントこの業界は単価があるようでないというか・・・要は人件費なので、会社によって高いところもあれば安いところもあって、会社によっては2倍から3倍くらいの開きがある、という印象だ。高くてもイマイチな会社はあるし、安くても素晴らしいサイトを作る個人もいる。ただ、これはWebの業界に限っておらず、出版の世界だってまったく同じだと思う。
★3G対応の持ち歩ける無線LANルーターが8月末にも登場
ってことは、iPodTouchをイー・モバイルに接続できるようになる、ということ!? やった!じゃあ別にiPhone買わなくてもiPodTouchを持ち続けてていいんじゃん!! 早まらなくてよかった・・・。