diary

2009年1月21日(水曜日) 噂。

★出版関連のお偉い方々が集まる飲み会に。私の知らないところで私に関するそんな噂が広まっているとは・・・男子として恥ずかしい!?

すごい広告まんがに出会った 「ほんとうのことしか言わない」ことの効果は?
西原理恵子のFX体験連載マンガが面白すぎる件。こんなの自社サイトに載せてしまったら、誰もこの会社を使ってFX投資やろうなんて思わないのでは?と思うんだが・・・でも、そもそもFX自体がハイリスクなものでもあるし、ここまであけっぴろげにしたほうが潔いし好感が持てるということか。

「旧世代の漫画屋、最後の冒険」――雑誌不況下で創刊した「good!アフタヌーン」
異例の増刷がかかり好調なスタートを切ったとされる「good!アフタヌーン」。創刊号のWeb無料公開や編集者ブログなどでWebを活用し、「来年以降、紙媒体で新雑誌を出すことが『バカじゃない?』と言われる時代が来るかもしれない」「最終的には、作品やキャラが人の心にプリントされれば、媒体は何でも同じかもしれない」と言いながらも、やはり「旧世代の漫画雑誌屋の最後の冒険」をしたいと話す。出版を生業とする編集者がみんな共通して思うことだろう。

★当ブログの読者の方は皆さん本屋のほんねも併読されているだろうから・・・改めて紹介するのも恥ずかしいのだが、向こうで薦められてたので読んでみたらすごく面白かった本2冊をご紹介。

幸せな売場のつくり方
幸せな売場のつくり方
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兼重 日奈子
商業界
売り上げランキング: 42317

 
さびれたショッピングセンターの中に入るアパレルショップの店長ユーコのもとに、突如現れたコンサルタント。半年間でお客を集める店にするという彼女が最初に店長に言ったことは・・・小説仕立てだが具体的なノウハウが詰め込まれた一冊。私は小売業界にいないのだが、本書は「職場のスタッフのモチベーションを向上させる方法」「顧客との関係を作る方法」「上司、取引先を良い意味で“巻き込む”方法」など、ビジネスの世界では誰でも使えると思う内容に富んでいる。また、本書は店舗ができることの限界と閉塞感をきっちり描いた上で、「その中で何ができるか」を前向きに説いており、非常に興味深い。amazon★5つばかりなのもうなづける一冊だと思う。

本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー (PHP新書 546) (PHP新書)
養老 孟司 竹村 公太郎
PHP研究所
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環境、資源、農業といった視点から経済社会、歴史をひもとく示唆に富んだ一冊。食の安全や派遣社員切りなどの問題から、「農業が重要だ」とは私だけでなく漠然とみんな思っていることだろうが、一方で国やメディアがアピールする「日本の食料自給率40%」というデータの見せ方のおかしさにも切り込んだり・・・。表題とおり、データの見方、ものの考え方が変わる一冊。

★本書の第六章で神門氏という農業経済学者との鼎談が収録されているのだが、その中で出てきた他の本からの一節が印象に残る。「問題を直視するのは辛いことだが、目を背けずにジッと見ていれば必ず解決策はある」・・・確かにそうだなぁと思う。つい忙しいふりしながら大きな問題から目を背けている自分を恥じる。

Amazonの配送が劇的に改善された件について
以前は「配送が速くて安定しているのはbk1」って言われてたけど、今はどうなんだろう。オンライン書店業界のことは最近ちゃんとウォッチできてないので、ちょっと浦島太郎状態に。

40万部超え!「オバマ演説集」バカ売れの理由
あれ、ウチの会社でも似たような企画が通ってた気がするんだが・・・どうなったんだろう?

IT業界関係者の特殊なポテトチップスの食べ方
とても合理的な考え方。私はしないけど・・・というか、そもそもポテチを食わないし。

背景画像をつくるのに便利なサイト12選
なんとなく使えそうメモ。

2009年1月16日(金曜日) めもめも。

★この時期はモニタで会社の数字とにらめっこが続き、目・肩・腰に緊張状態が続く。そんな中、自宅に帰るとめぐりズム 蒸気でほっとアイマスクを愛用。ほんの10分でも、目の疲れが本当にラクになりリラックスできる気がする。でもできれば繰り返し使えるやつが欲しいなぁ。使い捨てで1枚100円くらいしちゃうから。

正しいけど哀しい小山薫堂の指摘。
「お金は欲しいものを手に入れるだけでなく、応援したい企業や焦点、作り手に拍手を送るために使うもの」といい、SONYの企業姿勢を応援するためにAIBOを3台購入した小山氏。しかし現実的にそんな「一人メセナ」ができる庶民は少ない・・・という話。階級制度がはっきりしていたころは、庶民は自らの消費のためにおカネを使い、貴族は文化支援のためにパトロンとなっておカネを使っていた。そこに立ち返ってきたという話じゃないかな。で、現代の問題は、貴族に相当する人が文化支援をしてるのか、ってところで。

「有名雑誌が次々と…」’08休刊雑誌プレイバック
2009年はまだ大型“休刊”の話を聞いていないが・・・まだまだ加速するんだろうなぁ。恐ろしい。そしてそもそも、ウチの会社の休刊した雑誌がここに載っていないことが悲しい。話題にすらならなかったということかYO!

著作権表示は更新しましたか?
こういうの忘れるんだよね。ということでメモ。

正しいコーポレートサイト運営:そのGoogleAnalyticsのIDは管理者権限のものですか?
はい、これも気になったのでメモ。自社では自分たちで管理者権限を持ち設定しているけど・・・はっきり言って使いこなせてないなぁ。まだまだ修行が足りない。

2009年1月14日(水曜日) 「新聞崩壊」完結

★うまく調整ついたかな?と思った途端にテーブルをひっくり返され・・・ということが連続して起こり精神的にどっとくる。うーむ。

★以前もここで紹介したが、J-CASTニュースで年末年始にかけて連載されていたインタビュー「新聞崩壊」が12回で完結した。J-CASTというと、ネットでニュースを拾って自分たちでちょっとだけ当事者コメント取材を加え自分たちのニュースであるかのように報道する体制がネット界隈でも批判を呼んでいる。そんな中でこのシリーズ連載は有識者並びに当事者にJ-CASTならではの仮説と論を持って話を聞きにいっており、骨太の企画であったと私は思う。ネットニュースメディアでは独自取材をするだけのカネも人も時間もないのはよくわかるが、今後もこのような記事が増えてほしいものだ。以下、すべての記事。

 ・第1回:記者クラブという「鎖国」制度 世界の笑いものだ/フリージャーナリストの上杉隆さんに聞く
 ・第2回:北京の私服警官だらけの光景 新聞はどこまで伝えきれたのか/佐野眞一さんに新聞記者再生法を聞く
 ・第3回:「変態記事」以降も毎日新聞の「ネット憎し」変わっていない/ITジャーナリスト・佐々木俊尚さんに聞く
 ・第4回:新聞の20%以上は配達されない 「押し紙」という新聞社の「暗部」/フリージャーナリスト・黒薮哲哉さんに聞く
 ・第5回:米国の新聞は決断した 「紙が減ってもウェブ中心でやる」/アルファブロガー・田中善一郎さんに聞く
 ・第6回:新聞を法律で守る必要あるのか 「再販制」という反消費者制度/鶴田俊正名誉教授に聞く
 ・第7回:人件費削るのは安易な方法 経営者はもっとビジョン示せ/新聞労連・一倉基益副委員長に聞く
 ・第8回:「紙」にしがみつくほうが日本の新聞長生きできる/評論家・歌田明弘さんに聞く
 ・第9回:新聞記者は会社官僚制の中で埋没 だから新しいニーズを掬えない/新聞研究者・林香里さんに聞く
 ・第10回:ビジネスモデルが崩壊 身を削ぐような合理化が始まる/ジャーナリスト・河内孝さんに聞く
 ・第11回:ネットで有名になり、新聞が売れる そんな好循環が中国では可能だ/中国メディア研究者 ミン大洪さんに聞く
 ・第12回:再販、記者クラブ問題 新聞協会「当事者ではない」/新聞協会・新聞社の見解

次はテレビ業界か出版業界でお願いします!

建築専門誌に異変アリ。新風吹き込むマンガ掲載
「日経アーキテクチュア」という専門誌に建築をテーマにした読み切りマンガが掲載。4本の掲載作品のうち「副編集長の作品も掲載」というところで、あーなるほどこの人の企画なんだろうなということがわかる。自分でマンガが描ける建築専門誌副編集長・・・いったいどんな人なんだ、その存在が気になる。

1/16追記コメント欄に情報提供あり。ありがとうございます。

Boulangerie K plus: 原田の耳かき
以前記事にした「原田の耳かき」を見て買いに行った方のレポ。こっちのほうがちゃんと詳しいのでオススメ。

2009年1月13日(火曜日) 本日は講談社のマンガネタばかり。

★最終日の菌類のふしぎ展に行ってみる。一生分のキノコとカビを見た・・・会場では「もやしもん」原画展なども催されており、マンガのファンも多く訪れていた模様。

★実家から『まんが道』を持ち帰ったためか「マンガ家が主人公のマンガ」にハマっている昨今だが・・・本書はかなり泣ける。

 
『1・2の三四郎』『ホワッツマイケル?』などを生み出した小林まことが、自身のデビュー当時を自伝的に振り返る。大和田夏希、小野慎二とともに「新人三バカトリオ」と呼ばれ、過酷な〆切と闘いつつもヒット作を次々と生み出していく・・・のだが、戦友二人は身体や精神を壊し、帰らぬ人となってしまう・・・。小林本人とて、入院、脱走は数知れず、いかに当時のマンガ家の労働環境が激烈かがよくわかる。現在のほうが編集部やアシスタント、原作者等によるバックアップ体制が確立されており、少しはまともになったのだろうが・・・日本のマンガ界の発展が、マンガ家の命をかけた信念によって下支えされてきたのがよくわかる。

「good!アフタヌーン」創刊号をWebで無料公開
講談社は「モーニング・ツー」の無料公開も行っており、雑誌の無料公開に一定の販促効果があると認めつつある模様。確かにマンガ雑誌ってそもそも買わないどころか書店の売り場にも足を運ばないから、この手のやりかたは十分有効かと。Yahoo!コミックFlibのような場所を使った一冊丸ごと試し読みは今後も拡大するのではないか。

★と、ここまで書いてみて、今までのネタは全部、講談社のマンガネタじゃんと気づいた。

年間2兆ドルを消費する米国のママさん,マーケターは“Mom 3.0”対策を
日本でも家庭の主婦が消費のカギを握っているのは変わらないが・・・。新刊マーケティング書のタイトルが「Marketing to Mom’s」ではなく「Marketing with Mom’s」に変ったというところに、現在のメディア事情が見て取れる。読んでみたいのだが、誰か翻訳してくれないのかな。こういうときに英語ができないと弱い・・・。

リニア中央新幹線 - むしろ「新甲府駅」を防ぐべきでは?
東京―大阪間を結ぶリニアモーターカーの建設予定地に関し、JR東海と長野県とで意見の対立があるとのこと。そもそも直線ではなく迂回ルートを検討した理由は、南アルプスをトンネル掘って越えることが困難という仮説があったためだが、JR側の調査で地盤等に問題はない、という結論が出たそうな。しかし長野県としては、色々なしがらみがあるのだろう、迂回ルートにこだわっている・・・という話。長野県民だって、諏訪にリニアの駅がわざわざ出来たと言っても、地域が発展するわけないことはよくわかっているだろうに。

2009年1月9日(金曜日) 『宣伝費をネット広報にまわせ』

★さっそくテンパってきました。

★今年の目標は「節約」。一つには疲れたとか面倒だとかもう一杯飲みたいだとかで、タクシーをつい使うのをやめようと。「近距離だからいいか」ってのを繰り返した結果、けっこうな金額になってるのに気づき驚いたもんで。新年なんで、まだ今のところは守れております。

超小型「VAIO type P」は「Netbookではない」 ソニーの狙いは
VAIO type Pが発表された。さすがソニー!ネットブック戦争の中できちんと他と違うものを出してきて、しかもそれがカッコイイ!! 俺も尻ポケットにtypeP入れたい!とあやうく買いそうになって「EeePCあるんだからいらないでしょ」と自分を戒める・・・うー、がまんがまん・・・

★私の部署は現在広告営業部門のすぐ隣にあるのだが、この本を無造作に机の上に置いてたら通りがかった人が表紙を見てさすがにイヤな顔をした。

宣伝費をネット広報にまわせ―戦略的マーケティングのすすめ
濱田 逸郎 神原 弥奈子 鈴村 賢治 石黒 不二代 湯川 鶴章
時事通信出版局
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「広報」「宣伝」「マーケティング」という企業の情報を扱う3部署のうち、最もネットに対する意識が低いのは「広報」だと湯川氏は指摘する。売上などで常に効果測定が求められる宣伝に対し、広報には費用対効果などの考え方が少ない。しかし、今まで同様に新聞記者などのマスメディアと仲良くしてれば良い時代は終わった。消費者参加型のCGMが普及した現在、広報だけが「企業の顔」にはなれない。宣伝、マーケティングから顧客コールセンターまで、すべてのコミュニケーションを横串に考える発想が必要なのだ。・・・媒体社として今後企業との関係をどう作るか、というのが最近の私の課題だが、一方で出版社は本というパッケージを作るメーカーでもある。自らの広報宣伝をどうするか、という意味でも参考になる一冊だった。

米国でもケータイ読書が急増中
米国ではKindleなどの専用端末が人気といわれているが、iPhoneなどのスマートフォンの登場でケータイでの読書も増え始めているという。ことケータイのコンテンツ提供サービスに関しては、日本のほうが1週以上進んでいる。

「2009 逆風に立ち向かう企業」セブンアンドワイ:システムへの飽くなき愛着が成長の原動力
「99%を内製化している」という鈴木社長。システムエンジニア出身だからこそこういう体制が取れるのだろう。大抵の会社のTOPはシステムについての理解が低い。そりゃ当り前でしょうがないけど、その結果システム関連を外部に丸投げしがちなのだが。

「バクマン。」によって明かされたジャンプシステムをまとめてみる。
『DEATH NOTE』のコンビがこんなマンガをしかもジャンプの中で連載しているとは知らなかった!一巻が出ているので購入。「マンガ家のことを描くマンガ」が好きな私としては要チェックだ。

 

2009年1月6日(火曜日) 新聞再生。

★仕事初め。ずっと作ろう作ろうと思って放置していた資料に着手。パワポで10ページくらいのものだが、結局1日がかりになってしまった。最初は自分の部署の人に任せていたのだが、横で見ていてつい「キレイな資料を作りたい欲」がむらむら出てきてしまって、「あ、ここから自分がやるよ」と言って引きとり、結局ほぼイチから・・・こんなことするから自分の仕事増えるんだし、上司としては部下のやる気をそぐひどい行動だなぁと反省をしながらも、出来上がりにはちょっと満足。そして初日から終電で帰宅。とっても空いていた。

★「新聞業界の危機」に関する各所の記事を読んでは「出版はまだマシかもな」と胸をなでおろす毎日・・・なんか、火の手に包まれた家の中から対岸の火事を見物している状態のような気がしなくもないが。そんな中で年末に読んだ本書は意外にも自分の中でヒットだった。

新聞再生―コミュニティからの挑戦 (平凡社新書)
畑仲 哲雄
平凡社
売り上げランキング: 10844

 
著者は共同通信社に勤める傍ら東大大学院でマスメディア・ジャーナリズムの研究を行っており、ジャーナリズムとアカデミズムという近そうでとても遠い世界をまたにかけている人物。本書では「新聞の危機と一般に言われているのは<大新聞の危機>」とし、地方新聞社の事例をもとに「そもそも新聞とは何か」についてを解き明かそうとしている。その事例として挙がっているのが、「鹿児島新報社の倒産と『みんなでネット鹿児島』の設立(と閉鎖)について」「神奈川新聞社の読者参加型サイトカナロコについて」「『みんなの滋賀新聞』の挑戦と挫折について」の3つ。特に鹿児島や滋賀の話はまったく初めて読むことばかりで勉強になった。しかし、この2件は結局失敗した例になっているし、神奈川新聞の「カナロコ」もネット界では評価されたが経営的には「いまだ金食い虫」という批判もある。つまりどれも成功していないのだ。「news」という意味での「新聞」はどこかで残るかもしれないが、「newspaper」という意味での「新聞(あるいは新聞社)」はやっぱり厳しいのかもしれん。

★本書とともに、新潮新書で元毎日新聞社の幹部が執筆した河内孝の『新聞社―破綻したビジネスモデル』を読むと「新聞とは何か」「新聞はどう変わるべきか」について一通りの知ったかぶりはできるであろう。合わせてオススメ。

人件費削るのは安易な方法 経営者はもっとビジョン示せ/新聞労連・一倉基益副委員長に聞く
J-CASTが年末年始にかけて「新聞崩壊」というインタビュー連載を連日掲載していて興味深く読んでいるのだが、ちょうど最新のエントリが日本新聞労働組合連合の人のもの。今までの記事が外部からの新聞産業に対する厳しい指摘だったのに対し今回は内部寄りの発言者なのだが・・・「経営者は今後のビジョンを示すべきだ」「安易に人件費削減に手をつけるな」と言いながら、「新聞労連内でも新たなビジネスモデルを研究する組織を立ち上げたが、これは本来我々の仕事ではない、雇用を守りながら、というところでは答えが出しづらい」・・・。え、じゃあ結局どうすべきなの?とついツッコミを入れたくなってしまう。
組合という立場から、そういう発言にならざるを得ないのはしかたない。だけど、インタビューの〆に「(新聞社社員の給料が高いとの批判が高まっているが?との問いに対し)他産業と比べ高いことは認識していますが、その善し悪しは議論してないし、議論する必要があるかどうかも分かりません」というのを持ってこられると・・・。いやー炎上期待のインタビュー構成だなぁ。さすがJ-CAST。

新聞社より販売所が先に逝きます。
「新聞配達の関係者から新年会で聞いた話題」が現状をとても率直に語っている。一部に反応するが、確かに「オートロックマンションの増加」は新聞にとって「危機」だよなぁ。勧誘できなくなっちゃうもんね。もうこうなったら、新聞各社は横断的に「オートロック規制を緩和しろ」というキャンペーンを張ってもいいかもしれん。「再販維持」キャンペーンよりも商売になるのでは?

講談社には絶望した!出版大手3社が新聞各紙に載せた2009年元日の広告
ぬるヲタが斬るの毎年恒例企画。大手出版社の元日新聞広告は非常に凝っているのだが、今年はさすがにその余裕もないとみた。

ゼロ年代の妄想力 ~2008年グラビアアイドル ベスト10~
毎年恒例企画つながりで、インサイターの私的アイドルベストを紹介。出版不況でグラビアアイドルも活躍の場を次々減らされている(『ヤングサンデー』の休刊は痛い・・・何せ年間50枠以上の「新人売り出し枠」がなくなるのだから)。そんな厳しい状況をものともせず「新たな妄想力」をかきたててくれる10人とは!?

2009年1月4日(日曜日) 宿題からの逃避

★明日から仕事開始だけど、結局宿題は半分も片付いておらず・・・まぁそんなもんだよな、そんなもんだ!あしたがんばろう!あした!

★某所で「デジタル雑誌について」発表を行わなければならなくなり、あちこちのサイトを見たり資料をひっくり返したりする。で、「そもそもデジタル雑誌って何なんだ?」というそもそも論にぶち当たり悩む。パソコンなどで読む雑誌、という定義ならば、Yahoo!FASHIONとかFist!もデジタル雑誌になるのだろうが・・・何か違和感あるんだよな。じゃあデジタルefはいいのか?とか。

この人とかこの人が絶賛していて注目していた一冊。翻訳書で分厚いのでびびっていたが、実例中心で文章も平易。休みのうちにちまちまと半分くらいは読み終えた。

グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略
シャーリーン・リー ジョシュ・バーノフ
翔泳社
売り上げランキング: 3185

 
ブログ、SNS、Youtubeなどのソーシャルテクノロジーを用い、消費者は企業や製品を語り合い、格付けし、選択している。この社会現象を本書では「グランズウェル(大きなうねり)」と呼んでいる。何かの「技術」についての解説本ではない。SNSだの掲示板だのといったサービス、テクノロジーは日進月歩で移り変わる。大事なのは「消費者と企業との関係が変わってしまった」ことなのだ。企業は顧客との関係を築くために、これらのグランズウェルに「乗る」必要がある。もちろん、「他がやっているからウチもSNSやろう」と考えるのはアホすぎる。目的を絞り、顧客との関係を築くために戦略的にこれらの技術を使いこなすべきなのだ。

メディアの変化は無視して広告主周辺の技術革新に注目すべき
上記に関連して、非常に興味深いエントリ。「メディア企業、広告企業ともに、広告主企業の変化を追いかけるのではなく、変化の先読みをして迅速に動くべきだ」「「注目すべきは新しいメディア技術ではない。広告主周辺の技術革新にこそ注意を払うべきだ」・・・いや耳が痛い。確かに我々は、後手後手に動いている気がしてならない。

★もう一冊読了。完全に宿題からの逃避だけど・・・。

明日に向かって捨てろ!!
明日に向かって捨てろ!!
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BOSE(スチャダラパー)
双葉社
売り上げランキング: 1524

 
スチャダラパーのBOSEが自宅にため込んだビデオテープを、雑誌を、CDを、フィギュアを、洋服を捨てまくり、モノのないスッキリした生活を送るためのドキュメンタリー・・・だったはずの本書。しかし、この企画の担当編集者としてついた永田泰大もモノを捨てられない性格と来たもので・・・ファミコンのカセットがどうしてももったいなくて捨てられず、2人でうだうだ話した揚句、「説明書」だけ捨てるとか、お茶をにごす行動が延々と続くダメダメな企画に。このゆるーい対談が永田氏らしい一冊。そして本書を読むと、いかに現代が情報過多時代なのかがよくわかる。

JPG誌が廃刊, そのラジカルな出版理念は死ぬか生き残るか?
米国の事例。結局出資者が現れる可能性が高いようだが・・・本記事にもあるとおりJPG誌は「印刷物としての雑誌は、コストを抑え、制作を支える読者コミュニティを育てれば採算が成り立つ」という理念で雑誌を存続させようとしていたが失敗した。すでに「雑誌が主」ではなく、すべての価値はWebの側に移っていたのだと分析されている・・・。雑誌メディアの持つ「情報発信機能」「情報交換機能」は、すでにWebメディアに負けてしまっていると私は思う。雑誌が持つ強みは「保存性」「一覧性」「所有感」程度か。雑誌側にいた人たちが、そのことに気づいて帽子を脱ぐことができるか。

『まんが王国の興亡~大手まんが誌はなぜ休刊し続けるのか』中野晴行
eBookJapanで発売。なんと紙の本にはならず電子書籍のみの発売とか。こういう本が電子書籍のみというのは違和感があるなぁ、と思いながら購入。これから読みます。