diary

2009年4月28日(火曜日) 出版学会、Kindleの原価率、草なぎが酒を語る・・・etc.

★引っ越し作業も立て込んできて・・・頼むものも頼んでおらず、当然ながら荷物も片付かず、徐々に焦り始めてきた。だったら飲んで帰るな、って話なんだが。

★昨晩はどうにも体調がすぐれなかったが、なんとか日本出版学会の出版経営研究部会「Amazon.co.jpと日本の出版市場」を聴講しにいく。今までとは異なり、渡部一文氏は最近色々な会合に顔を出して話をしており、出版各社とも積極的に交流しようという姿勢が見て取れる。会場には200人以上の観客が集まっており、研究者はもとより、版元、取次、書店、ポータルサイト、印刷会社、広告代理店・・・ありとあらゆる出版関連従事者が集まっていたのが面白い。amazonはそれだけ全てのフェーズに関わる存在となっているということだ。

★私が中でも気になっていたのはKindleの日本発売があるか、ということだったのだが・・・日本の書籍は世界的な電子書籍フォーマットに対応した形でアーカイブを持っておらず、いまKindleを出してもアイテムが揃えられず売れないだろう、という判断を下しているという。では重ねて「何タイトルくらいあれば大丈夫と考えるか?」という問いに対しては・・・米国同様、10万タイトルくらいは初期に最低でも欲しい、ということだった。

★数だけでいえば、現在電子書籍化されているものだけでも13万タイトル以上あるので、おそらくそれらを売ることは可能だろう。しかし、日本の場合電子化されているものは、まだまだ版権切れのものか、エッチ系に偏ったものか、となってしまう。米国同様、新刊と同時に、あるいはそれより前にKindle版が出て、ベストセラーの9割以上がKindleでも買える・・・という形にならないと意味がないだろう。しかし、出版社は印刷会社の協力をあおぎながら、そっちの方向に進まざるを得ないんじゃないかな。

Kindle 2の原価率は51% iSuppliが分解調査
Kindle2のハードウェアの部品コストは185ドル程度となるとか。もちろんここに製造費用が加わるわけだが・・・私はこの手の話に門外漢だが、確か日本のテレビゲーム機は、原価率が100%以上でハードを売るだけでは赤字が膨らむばかり、ソフトが売れることによって費用を回収するモデルになっている・・・はずだった。Kindleも似たような考え方で作っているのか?

タイミング絶妙!?草ナギが雑誌で「酒」語る
草なぎ剛逮捕騒動は本当にすごかったが・・・結局のところは擁護の方向に世論は回っているようだ。「今後お酒とどう付き合うか?」との記者会見の問いに、酒はやめますと言わず「大人になったらまたみんなと楽しみたい」と草なぎ氏が言ったのは、他のSMAPメンバーがお酒関連のCMに出演しているため気を使ったのでは、という見方があるとか・・・まぁ周辺情報だけでも色々楽しめる事件ではあったのだが。で、表題の記事は完全にタイミング悪し。編集部は頭を抱えていることだろう。笑えるからいいけど。

リクルートがエリア拡大する番組表無料宅配に新聞業界激震
以前こちらでも紹介したTownMarket無料宅配サービスがエリア拡大へ・・・「新聞はテレビ欄と折込チラシだけあればいい」という何とも殺伐としたニーズにぴったり応えてくれるサービスだ。新聞や雑誌というのは、良くも悪くも「コンテンツの抱き合わせ販売」だった。あるひとつの記事を読むために月いくら、一冊いくらというオカネを読者に払わせる。「いらないものがいっぱいついてくる」という悪い見方もあるが、一方で「自分では選択しない他の記事を読むことで興味を広げる」という良い側面もある。出版社や新聞社はそれによって、直接的にはカネにならない記事作成に人を費やすことができる・・・というわけで。

ダメ会社の不振事業によく見られる50の症状
全部ウチのコトじゃねーか!

2009年4月21日(火曜日) ウェブはバカと暇人のもの、日経BP社雑誌記事販売、「要するに」は禁句・・・etc.

★すごく久しぶりにリアルの牌を握った麻雀をしたんだけど、わずか5半荘で2回役満に当たるという大事故・・・カネのかかってない大会で良かった、と胸をなでおろす。これもまた、不幸中の幸いというやつで。

★最近この自分のサイトをFirefoxで見ると表示が崩れていて・・・実は1年近く前から気づいていたのだが、修正をわざわざ依頼するのも申し訳ないと思い、放置しておりました。この度、ご親切な方が直していただき、今は正しく(筆者の意図どおりに)表示されているようです。ありがとうございます。インターネットユーザーの力は素晴らしい、と改めて感心する次第です。

★というお礼の直後に、正反対のような本を紹介するのも礼儀としてどうかと思うが・・・(笑)。それとこれとは別です、と言い訳させていただきたく。

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書 399)
中川淳一郎
光文社
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身もフタもないタイトルに圧倒されて即買い。なかなか面白く一気読みさせていただいた。Webニュースサイトの編集者として(どこだろう?J-CASTかな?)、プランナーとしてインターネット界にどっぷりつかっている人が自身の体験をもとにタイトルそのままの姿を延々語る一冊。「ネット小作農」を自称する筆者はPVを稼ぐために日々悪戦苦闘するが、トンデモ系なユーザと無知な若者、「ネットは儲かる」と理想論を振りかざす企業のオヤジどもに振り回され・・・もうタイトルが総称する通りの悲観っぷりである。本書の冒頭でも引用されていた『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』『そんなんじゃクチコミしないよ。』同様の「ネット現実論」として位置づけられ、残念ながらこの手の本はあまり売れないだろう(やっぱり『ウェブ進化論』に代表される「ネット理想論」じゃなきゃ売れない)。だけど、私自身もネット関連の仕事をする身として、この現実感はよくよくわかる。すべてが優れたユーザじゃないし、イタイ人ほど目立つものだし・・・。

日経BP社、ケータイで雑誌記事が読めるサービス開始~購読者向け無料サービスと、有料のキャリア公式サービス~
日経BP社のおススメ雑誌がパソコンで読める!|雑誌のFujisan.co.jp
デジタルメディアへの対応がいち早く進んでいると言われる日経BP社。オンラインメディア、データベース事業に加えて上記のようなコンテンツ販売モデルも新機軸を続々と打ち出している。もちろんその分人もたくさん関わっているし、投資額も半端ないと思うのだが・・・外から見てるとうらやましいことこの上ない集中ぶり。

「出版社に頼らない漫画制作を」――「新ブラックジャックによろしく」作者自らWeb配信
以前から話題になっている佐藤秀峰氏だが、いよいよ自ら読者課金モデルのマンガ配信に乗り出すべく、システム等の整備を進めているという。メジャーなマンガ家がここまで独自にサービスを用意するのは相当珍しいのでは。プロフィールマンガ(これまた作りこまれている)を見る限り、佐藤氏は編集者との良い出会いをほとんどしてきてないようで、それが「自分ひとりでやる」という思いにつながっているのではと思われる。

「要するに」というのは、要注意!
「会話をしていて「要するに○○でしょう」と言ってはいないだろうか? 逆に「要するに○○……」と聞くことも多いのでは。この「要するに……」たとえそれが要領を得ていても、“浅い聞き方”かもしれない。」
うわー恥ずかしい。自分の口癖は「要するに」「要は」なのは自覚していた。「要するに要してないなぁ」と思いながら使っていることも自覚しているが・・・何より話を強引にまとめようという姿勢が見え見えになったりして、なぁ・・・。反省反省。気をつけよう。

2009年4月16日(木曜日) 一箱古本市、新聞広告.com、内外タイムスの三行広告、WILLCOM NS ・・・etc.

★もうすぐ谷根千エリアにお引っ越し、ということは今年のGWはまた一箱古本市に行こう・・・と思っていたら、今年は「一箱古本市 week in 不忍ブックストリート 2009」として、様々なイベントが各所で催されるんだね。すごいなぁ、どんどん大きくなっている。

★今年の自分の仕事のテーマは「Web広告の常識を身につける」ことなので、cciの説明会にも出席してみたりする。何せまだまだ素人なので、CPCとかCTRとかの用語が自分の中ですっと頭に入ってこないし、業種等によって広告主を「認知系クライアント」と「獲得系クライアント」と分けて考えている・・・(この説明が詳しい)ってことを初めて知ってへーと思ってみたり。まだまだ先は長いです。先は・・・。

★そんな私の現在のテキストブックはこちら。

ネット広告ハンドブック 最新知識から出稿の実務、効果測定、技術動向まで
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム
日本能率協会マネジメントセンター
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Web広告の世界に急に入ってきた私のような人にとっては、非常にわかりやすく読みやすい一冊。私どもの部署で手元に置いて辞書代わりに使ったりしている。基礎がなければ応用的な提案もできないもんでね、今は素振りとランニングの時期や・・・。

身近なメディアはテレビ、有益な情報が多いと思うメディアはWebサイト
見出しには出てないが、「自主的に番組や銘柄を選択している」媒体として、Webの次に雑誌が来る。これは「雑誌メディアのブランド、力はまだある」というべきなのか、「雑誌メディアの最大の特性すら、Webに追い越された」というべきなのか、悩むところだ。

探せて、すみずみしっかり読める。初めての新聞広告ポータルサイト「新聞広告.com」オープン
広告だけじゃなくて全紙の全紙面が検索閲覧できればいいのに・・・。

「内外タイムス」に異変 売り物エロ記事完全に消えた
経営が変わったため方針転換というが・・・エロ記事がなくなった内外タイムスがどう発展するのか注目。それに伴い、Webのほうの三行広告掲載サイトが伸びているという話。同サイトのTOPではその経緯も描かれている。三行広告はネットを使わない人に向けて効果的なツールなんだから・・・やはり夕刊紙に載っていてほしいなぁ。

ウィルコム、薄型の大画面情報端末「WILLCOM NS」を発表
また食指を動かされる商品が出てしもうた・・・コレを買って、手帳もシステム手帳に買い替えていつも持ち歩いて・・・うーん、いかんいかん!!がまん!!

2009年4月13日(月曜日) 小林弘人『新世紀メディア論』、KIRINUKI・・・etc.

★さーて、色々立て込んできたぞー。

★私が小林弘人氏の本に触れないわけにはいかないが・・・一度読了しただけではどこから紹介していいかわからない、ほど圧倒された。

新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に
小林弘人
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日経ビジネスオンライン連載を大幅改稿、というかすでに全然違う内容になっている。「本書は出版業界の方というよりも、既存メディア企業に属していないプロフェッショナル・メディアを志望する人たちに向けて書」いたという通り、新聞、雑誌を発行する既存メディア企業へのいらだちが読んでいてよくわかる一冊である。ざっと読んだところだが気になるフレーズ、事例は非常にたくさんあり、再度精読して改めて感想を書こうかなと思う・・・というか、誰か読書会とかします?「でるべんの会」イベントとしてやってもいいですが。

JQ、ユーザー自身が紙媒体の情報をWeb上で管理/活用できる「KIRINUKI」
6月サービス開始予定のKIRINUKIが提携媒体を募集している。サービスとしては面白そうだが、これまた媒体集めに苦労しそうなのが目に見える・・・。

2009年4月10日(金曜日) アルファブロガーの定義、NumberWebの内製化、Adobeの電子書籍標準・・・etc.

★今週は自分の中で気分の浮き沈みが激しかったなぁ・・・。本日を笑って終われるかどうかは、夕方のプレゼンテーションにかかっている、のだと思う。うん。

現実的すぎるブログのアクセス数
スピリッツ連載の「バンビーノ!」より。ある毒舌グルメブロガーを指して、「何せ1日8千ヒットのカリスマブロガーだ。影響力は馬鹿にならない」・・・。ヒット?PVでも訪問数でもなく?だったら当サイトもそのくらい行ってるんじゃないだろうか。Web業界のこういう単位って微妙に似たようなのがあって私も混乱してばっかりなのだが(PVとimpは違う、ってよくわからんかった)。ちなみに当方は月間で5~6万PV、5,000UU強、といったところでしょうか。更新少ないのに何度も見に来ていただきありがとうございます。

★ちなみに「アルファブロガー」って言葉も完全に定着した気がするが、どこまで人気があればアルファブロガーなのか、という定義は非常にまちまちである。月間5万PV以上という定義をしているマーケティング系の方々もいるが・・・月間100万PVあってもスルーされるブログもあれば、わずかなアクセスでも影響力の強いものもある。オタク系やデジタル系、アダルト系なら全体的に規模は大きめだろうが、専門系だと小さくても有名な(でも私はまるで知らないような)ブログはたくさんあるだろう・・・。これってまさに出版と同じ構図だと思って良いと思う。100万部ベストセラーだが5年後には人々の記憶から忘れ去られる本もあるし、専門書なら2000部売れてもヒット作になるし。それぞれの市場規模と濃度に合わせて流通の規模は変わっていく。それらをすべて許容し乗せることができるプラットフォームが重要なのだ。出版の場合はそれが「取次」を中心とした流通網だったわけで。

文藝春秋 スポーツ誌「ナンバー」のサイトを内製化 ノウハウ蓄積し社内他誌への水平展開も
内製化にはリスクも大きいと思うが、「本腰を入れないままではノウハウも残らないしそこそこのコンテンツしか生まれない」というのはその通りだと思う。財力がまだあるうちに取り組んでトライ&エラーを経験しておかないと、ウチみたいにエラーした次が挽回できず、間に合わなくなってしまうよ・・・(´・ω・`)

Adobe、電子書籍のオープン標準「OPDS」を発表
例えば日本のケータイ電子書籍市場においては、BookSurfingが多数のシェアを占めており、XMDFがそれに続く、という状況。他にも独自形式のビューアがいくつかあるが、コンテンツ提供側からすると、フォーマットはどれか一つにまとめてほしいのが正直なところだ。強引に例えれば・・・トーハンと日販で管理コードが異なるから別のISBNコードを表記した本をわざわざ別に作る・・・なんてことしないよね?

医療関係の「電子書籍」サイトを開始―トーハン
Medical e-honという専門サイト。もともと学術書、医学書や研究論文の世界では電子化が進行し、ビジネス規模も拡大している。つい一般ユーザの視点からはケータイコミック的なものばかりを追いかけているのだけど、こちらにはすでに成功事例と市場があることにいまさらながら知ることに。

本屋大賞と2位に新人 周到な宣伝、異例の手段
前回のエントリを裏付ける記事。でも「見本が25,000冊」ってあまりにも多すぎないか? おそらく市販されないプルーフやゲラコピーを配ったのではなく、商品現物を早めに作って仕掛け販売をしてくれる書店で先行発売をしたんだろう・・・なぁ、きっと。

美人1440枚の写真が1分間毎に変わっていく時計が話題
遅刻しそうなのは、この美人時計をぼーっと眺め続けていたから・・・じゃないよ、決してないよ!

2009年4月7日(火曜日) 本屋大賞を引き当てる男、佐藤秀峰 onWeb、ゆかしメディア、メガネ選びの極意・・・etc.

★胃が重い・・・のは妙に重圧のかかる交渉事のせいなのか、夜中酔っぱらって食べてしまったラーメンのせいなのか、よくわからん。

★週末を利用してとりあえず物件決定。これで最寄りの書店はまた往来堂書店になることに。6年ぶり・・・かな。とりあえず今度のGWは引っ越しで明け暮れることになりそうだ。そちらのほうも忙しくなりそう。

「2009年本屋大賞」湊かなえさんの「告白」
今年も本屋大賞授賞式に参加。例年より大きな会場だが相変わらずの大盛況ぶりで、版元、書店の見知った顔を数多く見かける。皆様に挨拶しきれず残念。今回の大賞受賞作はなんとデビュー作での受賞ということで、湊氏ご本人が「まだ作家としてスタートしたことも実感がわかないのに・・・」という挨拶をされていた。

告白
告白
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湊 かなえ
双葉社
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私は『告白』を含めて今回の候補作はいずれも未読なので内容に関してはコメントし難い・・・さすがに読んでみないとね、と思う。

★今回が6回目となった本屋大賞だが、歴代の受賞作品を出版社別に見てみると、新潮社3回、講談社、扶桑社、そして今回の双葉社が各1回、となっている。第一印象としては新潮社の圧倒的強さが際立つ。しかし実は、扶桑社から双葉社に転職し、その両社で大賞受賞を経験した営業マンがいる、という事実に気づいている人はあまり多くないだろう。その「K氏」こそが「本屋大賞を引き当てる男」だという点に出版ギョーカイはもっと注目してもいいのではないか。

★ただ、単にその人は「運がいい」わけではない。授賞式の中締めの挨拶で『尾道坂道書店事件簿』を著した啓文社の児玉憲宗氏が登壇し、「『告白』は最高だ、とにかくゲラを読んでくれ、面白かったら大きく展開してくれ」と執拗に食い下がる営業(そんなことするのはまさにK氏しかいない)の話をし、「書店も版元も、熱い気持ちを持って本を売ることが大切だ」という趣旨のコメントをなされていた。その通りだと思う。「売れてるから売る」「有名著者だから売る」ではなく、シンプルに「面白いから売る」点を追求した結果が今回の受賞につながった、のではないか。

「ブラックジャック」漫画家の「貧乏」月収なんと70万円しかない?
またtx別館様経由で知った記事。上記ニュース記事だけでなく、ぜひ佐藤秀峰onWebで関連するすべての日記を読んでいただきたい。出版社と連載期間、原稿料等に関する契約をきちんと書面で交わしているという話や、単行本の原価計算についてもきちんと把握し、部数が増えるほど部当たり製作原価が下がることに着目して「利益率が上がるならその分作家にも還元を」という交渉を行った、という話、あるいは「作家と編集者が対等な関係になるために」自ら出版社を作ろうとして休眠会社の口座買取まで検討した、という話など・・・興味深いエピソードがずらずらと並ぶ。しかし編集側の立場に立つと・・・相当やりづらい作家さんってことになるだろうなぁ。

富裕層の間で流行る書籍出版
財を成した人が本を書く、という事例は古くからたくさんあるだろうから、決して目新しい現象ではない、というかやはり今の世においても「本を出すことのステイタス」ってのは高いのだなぁと感じる。それにしてもこのリンク先、ゆかしメディアって・・・すごいなぁ。「誰よりも上質を知り抜いた方へ、次なるフィールドをご提案」って。資産1億円以上ないと入れない富裕層向け会員制コミュニティ「ゆかし」から派生した一般人でも見られるサイトだということで、今後も注目。

山形新聞のチャレンジ
山形新聞「お届け電子版」とは、県外在住者が山形新聞をPCで読むことができる有料サービス。産経NetViewみたいなものか。このサービスはあくまで補助的なもので、同社の経営に貢献する事業になるとは到底思えない。しかし、重要なのは「とりあえず電子化しておく」ことだと私は思っている。今後紙というデバイスが崩れ去った時に誤って「心中」しないようにするために。

YouTube、膨れ上がる赤字
4億7000万ドルの赤字って・・・桁が大きすぎてよくわからん。動画配信系サービスは通信コストがかかりすぎて、ユーザを集めれば集めるほど赤字、という負のスパイラルに陥っている。広告をばんばん取って売上を増やすのにはそろそろ限界があるだろうから、やっぱり費用を下げるほうを考えねばならないのだが・・・通信インフラのほうも疲弊しており、このままではインターネット業界も共倒れになるんじゃないかな、という一抹の不安がよぎる。もちろん私はデジタルとも「心中」するつもりはないので・・・うまく波乗りしていくしかないですな。

メガネ屋さんに聞く、自分に似合うメガネ選びの極意
似合うも何も・・・私にとってはもう身体の一部なんで!

2009年4月1日(水曜日) 「こういうご時世だから」、『家を借りたくなったら』、ユーリーグ民事再生申請・・・etc.

★最近私や私の周囲で「こういう(不況の)ご時世だから・・・」という言葉が口癖になっている。「こういうご時世だから・・・支払を来月にさせていただけないですか?」「こういうご時世だから・・・そこの会議室空けてもらえますか?」といった感じで、多少意味が通らなくても、多少無茶なお願いでも、接頭語として使うと意外に便利だ(何が?)。

★部屋の更新時期が近づいてくると、引っ越しがしたくなる。そんなわけでここ最近の週末は不動産屋めぐり。ただ、相場を知り物件の下見をすればするほど、今の部屋ってけっこうコストパフォーマンスが高いんじゃないか、という気になっていて・・・迷うなぁ。引っ越し費用だってばかにならんしなぁ。で、そんなときに格安の中古マンションとか見ちゃったもんだから・・・もっと悩むなぁ。「こういうご時世だから」ローンを組むような大きな買い物はしたくないのだが、ずっと賃貸でいたって結局家賃は必要なんだしなぁ・・・

★困った時には本を読め、と代々言われているもので、本書を購入しお勉強。

家を借りたくなったら
家を借りたくなったら
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長谷川 高
WAVE出版
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不動産屋の選び方、内見のポイント、契約時の交渉、更新料や敷金トラブルの回避法・・・などの基本が書かれた一冊。本書でも繰り返し主張されているが、一部の人気地域を除くと現在は物件余りの状態で買い手市場になっている。不動産屋のペースに巻き込まれることなく、落ち着いて情報を収集し、自己責任できちんとチェックする・・・のが大事なのだな、と思う。社会人となってからだけでも3回引っ越しをしている私だが、今までの経験に本書の知識を得て、かなりポイントを絞った部屋探しができつつある、と思う。ちなみに、購入を考えている人には『家を買いたくなったら』という姉妹版がある。こっちのほうが売れている模様。
 
『生きかた上手』のユーリーグ、民事再生を申請
出版社、書店の倒産情報はもう珍しくもないのだが、堅実な出版活動を行っていたと思われるユーリーグが、と聞いて驚いた。カイシャのほうは経営上手とはいかなかったのね・・・と思ったら、同社は出版事業ではなく金融部門のほうで大失敗してて身売り先をずっと探していた・・・という話があったそうで。おそらく買い手がつくんじゃなかろうか。高齢者向けの出版物というジャンルではひとつの市場を築いているわけだし。

ファッション誌フィガロジャポンが織成すウェブ化への挑戦
古い記事だがいまさら見つけてリンク。Figaro.jpは海外から配信される動画とニュース記事、そして雑誌記事の流用によって成り立っている。「二次利用」という観点から行くと、いかに誌面をそのまま使うかがキモになってくるのだが、やっぱり文章を読ませるのはキツイなぁ。やはり「立ち読み感覚」になっちゃうんじゃないか。なお、誌面を効果的にどう見せるか、という点では同系統の雑誌でいうとNumeroがなかなか秀逸。こんな「立ち読み」ページはあんまり見たことがないよね。

テレビキー局大ケチケチ作戦 コピー用紙代、弁当代まで節約
他の一般企業からしたら笑われるくらい「何をいまさら」なお話。ようやくテレビ局や既存メディアも、普通の企業並みの経費削減努力を始めたということだろう。外から見てると「それでも十分高給維持してるじゃん!」って思うけど、いったんその生活レベルに上げちゃった人は・・・下げるのもなかなか大変なことで。

ブログにはブログの(ネットにはネットの)論の形成プロセスがあるわけで、いきなり完成品を出すことだけが正解じゃない
上記記事で事例も挙げられているとおり、ブログは「記事」だけでなく「コメント」「トラックバック」などが混然一体とした状態で一つの論を形成していくもので、記事一つで完結していない。掲示板とブログとSNSと・・・ツールによって違うかもしれないけど、やっぱりネットメディア上の論が形成されていくのは特徴的で面白い。既存メディアがレコード、CDのような完成度の高いパッケージだとするなら、ブログや掲示板はライブ、セッションのような動きのある面白さがある。