diary

2009年6月30日(火曜日) iPhone3GS購入、twitterの活用法、講談社100周年・・・etc.

iPhone 3GSを購入。会社で契約していた検証用のをさわっていたらついに我慢できず・・・どこでもネットにつながる環境ができた、というのは非常に便利だし世界が変わった感じがする。「iPhone信者」というのができるのもよくわかる・・・でもこれによって、DoCoMo、emobileに続く3回線目のケータイになってしまうのが無駄だなぁ。でもどれも使ってるし・・。・

iPhone OS 3.0でアプリはどう変わるか? 7つの予想
「In-App Purchase」(アプリ内課金)という仕組みが提供されれば、雑誌や新聞の定期購読といった売り方も可能になるということで、電子書籍業界がまたiPhoneに注目をしている状況。

Twitterも徐々に。FireFoxのアドオンでTwitterFoxを入れたら格段に便利になった。なるほど、みんなこういうのを使っているのか。Twitterは「つぶやき型コミュニケーション」の側面のみを見ていてこれが成長するのかいなと懐疑的に思っていたのだけど、考えようによっては簡易CMS、情報収集ツール、集客装置、SEO対策としても使えるんだなと思ってきた。

【ライター殺し】Twitterを使った原稿催促Botとかどうだろう【ネタ】
というわけで、こういう使い方も出てくるかもしれないね(笑)

講談社ってやっぱり凄い
講談社の創業100周年パーティが椿山荘で盛大に行われた。70億円以上も赤字を出しておきながら、こんなバブリーなパーティをやってていいのか、というツッコミはありそうだが、講談社はやっぱり出版業界の盟主でありトップの存在なのだから、やせ我慢してでも続けてほしいと思う。

Yahoo!で「トランスフォーマー!」と検索すると・・・
これ知らないでたまたま検索した人がいたらビビるだろうなぁ・・・ちなみにPR企画なので7/5まで。また、InternetExplorerでしか動かないもよう。

2009年6月26日(金曜日) 電車で本を読む人、『大不況には本を読む』、メディア接触時間の変動・・・etc.

★通勤電車に乗っていると、一時よりも本を読んでいる人が多い、気がする。ちょっと前にはケータイをいじる人か寝てる人しかいない・・・なんて嘆いていたのだが。ただ、よく見ると、その大抵の本の表紙にはビニールコーティングがされており、背にシールが貼られている。みんな図書館で借りてるってわけだ。

往来堂では村上春樹の次に売れてるベストセラー。タイトルにずばりひかれて購入する。

大不況には本を読む (中公新書ラクレ)
橋本 治
中央公論新社
売り上げランキング: 5103

 
工業化が進み経済発展を前提のものとする社会は行き詰まりを見せた、だから今こそ、この150年間を振り返るために今は本を読むべきだ・・・本書を「出版論」か「読書論」、「ブックガイド」的なものだと思って読むのは大間違い。本書の9割以上は本の話をせずに「この大不況とは何か」「経済発展とは何か」ということへの(いかにも橋本治的に冗長な)説明に費やされている。しかも「何を読めばいいのか」という問いに正解はない、と著者はいう。本を読むこととは「書かれたことを読んで、書かれてないことを考える」というのは私もよくわかる。答えは自分で考えて作るものであり、教えてもらうものではない。本は「考える」ために必要なものなのだ。

PCからのネット利用時間、盛り返す 博報堂DY調査
「不況の巣ごもり消費」で雑誌も接触時間がわずかながら上昇。もちろんPC、ケータイの接触時間も増加しているのだが。

新聞 有料配信の将来性 日米で新たな収益源模索
ネットサービスにお金を払ってもらうには mixiやpixiv、はてなの“手の内”
新聞はもちろんのこと、無料利用・広告モデルのネットサービスですら、いかに有料課金のサービスを行うべきかを模索している現在。ホント、この業界は3年たつと言うことが全く変わる・・・。鍵になるのは、数十円単位の支払ができる少額決済の仕組みだろうなと私は思う。クレジットカード決済だとやはり十円単位の決済は割高になり難しい。電子書店はポイント購入という仕組みを取っているが、ある書店で購入したポイントを他で使うことができないので、使いきれないことが多い。ポイントシステムをオープン化して、どこでも横断的に使えるようにできないものか、と思う。

Webと雑誌の連動が成功!雑誌「4travel」が好調
「先に紙ありき」ではなく、活性化されたコミュニティから紙媒体をきちんと作って売れた好事例。雑誌とはいえ不定期刊行だが・・・「クロスメディア」の怖いところは、「先に枠組だけ考えちゃう」と実態が伴わず共倒れする、というところにある。「クロスメディア展開は結果に過ぎない」 という立ち位置で、まず誰に何を届けたいのか、ということを考えるほうがいいのだろう。

大日本印刷がブックオフに出資した理由(前編)
大日本印刷がブックオフに出資した理由(後編)
DNPによる出版業界買収のキーマンとされているのが常務の森野氏。今後も幾つかインタビュー記事が出てくるものと思われる。

2009年6月24日(水曜日) 隙間収納家具、本の学校、書籍と雑誌の境界線、責任販売制・・・etc.

★某ECサイトでキッチンの隙間収納家具を購入。見事にぴたりと隙間にハマる。嬉しい。だけど、棚板の寸法が一枚あってなくて、最下段の引き出しが組み立てられない。悔しい。早く交換してもらおう・・・。

★昨日は本の学校・出版産業シンポジウムの分科会パネリストと打合せ。今年の私の担当企画は「デジタルコンテンツのインフラ・流通を考える ―専門書、コミックから雑誌まで―」。図書館が行っていること、音楽業界がやってきたこと、専門書や学術書、そして雑誌やコミック・・・「コンテンツのデジタル化」はあちこちで進んでいるが、意外にバラバラでお互いに情報共有化がなされてない(それでGoogleがどーんと来てみんな慌てている、という構図だ)。本分科会ではそれぞれの動きを改めて俯瞰し、共通化できること、別れて進むべきところの方向性が示唆できるのでは・・・と期待している。

★というわけで絶賛お申し込み受付中。登録フォームはこちらです。お早めに。

★打合せ中に出てきた話を一つだけ。出版のデジタル化が進むと、今まで既存出版業界が分けてきた「書籍」「雑誌」の境界線が大変曖昧になってくる。ひとつのブランド名の元に定期的刊行を行うものを雑誌と定義するのだろうが、Webサイトで情報提供を始めた時点で色々曖昧になってくる。しかも、ユーザの側からすると、そもそもWebサイトに載っている記事は、その出典が雑誌だろうが書籍だろうが「面白いサイト」の一つとしか捉えていない、んだそうだ。確かに「魔法のiらんど」でケータイ小説を読んでいた女子高生たちは、それを「小説」とは思わずネットの向こうの人の日記みたいなもの、として楽しんでいた、と言われている。出版の中の人たちは「コンテンツ」と「コミュニケーション」を分けたいだろうが、一般ユーザからするとその境界線すら曖昧なのだ、と思う。

出版業界の流通革命?返品改善へ「責任販売制」広がる
なぜ朝日新聞の一面に?という記事だが・・・今年はいよいよ責任販売制への動きが高まり始めるようだ。手を挙げる出版社は筑摩書房を筆頭に8社、計50点程度が対象商品となるもよう。しかし、書店が本当に「責任持って仕入れて売りたい」のは、それこそ『1Q84』のようなベストセラーだと思う。百科事典のような大型企画は、とっくの昔から「企画商品」として事前受注活動を行っていたり、報奨金をつけて実質的な部戻しを行っていたわけで。版元と書店、それぞれの現場が考える「責任販売」にはまだ距離があるのではないか・・・。

★というわけで本の学校シンポジウムの第四分科会「出版社からの責任販売・時限再販提案」では、まさに上記事の当事者たちが出演し、展望を話します。絶賛お申し込み受付中。登録フォームはこちらです。お早めに。

★・・・はい、えーとですね、いつもより告知が遅れたからか、我々運営スタッフのPR不足か・・・いつもより「本の学校」申し込みの出足が数割近く遅い、のです。皆様何とぞお申し込みのほどをよろしくお願いします。ご出席いただけない方でも、よければ貴方様のブログで告知ページにリンクをご協力いただけないでしょうか・・・。すいません・・・。

J-CASTニュースセレクション「新聞崩壊」書籍化
以前読みふけった連載記事が単行本化。出版社はつかず独自に発行している。そのため書店では扱っていないようで(amazonにも書誌情報なし)・・・。ちょっと高いし面倒だなぁと思いつつ、保管用に購入。アカデミックパックという売り方は面白いなぁと思うけど。一般売りは「総ページ数68頁」で学生向けは「66頁」なのは何の差なのだろう、とどうでもいいことが気にかかってしまう。

amazon「文房具・オフィス用品」がアフィリエイト紹介料対象に。せっかくだから今使っているペンへのリンクでもはっておこう・・・シャープ+多色ボールペンは複数愛用しているもんで。

  

2009年6月17日(水曜日) イーモバイル、メンズサイゾー、メディアの支配者・・・etc.

★先週出張に赴いた地ではきちんとイーモバイルが接続できました。嘘ついてごめんなさい、イーモバイル、勝手なこと言ってごめんなさいT県Y市・・・。

★懸案の仕事がひと山越える。なぜこんな仕事を自分がやってるんだろう今の仕事と全然関係ないなぁと思いながらも・・・なんとかなったかな・・・。

★最近、ネットで広告系の人たちと話をすると本当にみんな苦しそうで、1年前のイケイケな感じはどこへ行ってしまったのだろうかと思う。

★twitterもtumblurもアカウントは持っているのだが、どうにも使いこなせていない。ネットの流行りから最近取り残されている気がする。

★ひそかにメンズサイゾーというサイトがオープンしていた。本家の日刊サイゾー女性向けのサイゾーウーマンに続く第3のサイトで、「エロ賢いがカッコイイ」とのとおり、18禁すれすれのニュース・コラムを扱うようだ。なんか、さすがにそろそろネタがカブりそうな気がしてくるが、こういう発展のさせかたは悪くなさそう。

ネットがあれば、雑誌は不要ですか?
<雑誌を購入しない人に、購入しない理由を聞いたところ「読みたい雑誌がないから」が36.8%でトップ。このほか「ネットで十分だから」(32.4%)、「お金がかかるから」(16.2%)、「かさばるから」(11.8%)という結果に>・・・ということは、「有料コンテンツなどいらない、情報は無料に決まってる」と思っている人は予想以上に少ないということだな。うん。

DTPデータをテレビ用コンテンツへ、大日本印刷が変換ソフトを開発
紙媒体制作も現在はDTP化が進んでおり、デジタル化はされている。であれば、それを印刷だけでなくデジタルメディア上でも簡単に、自由に使えるような変換方法、「デジタルメディア的製版」方法はないものか・・・というのがうっすら自分の中にある課題の一つ、なのだが、その一つの解決策がこちら。大画面テレビなら、誌面レイアウトをそのまま画面上に再現することができるからわかりやすい。

★以前から気になっていたが、文庫化されたので読み始める。面白い。

メディアの支配者〈上〉 (講談社文庫)
中川 一徳
講談社
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メディアの支配者〈下〉 (講談社文庫)
中川 一徳
講談社
売り上げランキング: 1181

 
テレビ、ラジオ、新聞・・・を擁した日本最大のメディアグループ・フジサンケイグループ。その創始者として君臨し続けた鹿内家の“支配”から解き放たれるべく、内部でひそかにクーデターの計画が進んでいた・・・!誰も語ることのなかったお家騒動の一部始終が克明なタッチで描き出す名作。まだ・・・上巻の半分くらいしか読んでないのだが、すでにかなり引き込まれている。

編集者がメディアサイトで失敗するたった一つの理由
<編集者が失敗してしまう大きな原因は、たとえて言うならば、著名な建築家が設計する分譲デザイナーズマンションを建てたくなる衝動を押さえられない、ということでしょうか。もしくはそういう提案しかできないとも>。これはよくわかる。雑誌同士の世界なら、ファッション誌と主婦向け実用誌では、同じ編集でも見せ方、企画の立て方がまったく異なる。しかし「紙からWebへ」移行すると、強引に「紙の手法」をそのままやってしまう、という傾向が(自分も含めて)ある、というのが問題だ。ネットメディアにはネットメディアに適した情報の見せ方、切り取り方がある。編集者として考えることは一緒だが、その見せ方の引き出しはきちんと持っていないといけない、と思う。

2009年6月10日(水曜日) iPhone3G、奇跡のリンゴ・・・etc.

★久々に出張に赴くのだが、パソコン持っていけば仕事も楽勝だろう・・・と思っていたら、宿泊先のエリアはイー・モバイル圏外であることが判明。人口カバー率90%以上、の枠に漏れていたか・・・!!さてどうしよう・・・

iPhone 3G発表。速度向上や音声認識、動画撮影などが特徴として挙げられている。3Gになると、電子コンテンツ販売端末としても新たなサービスが期待できそうだ。雑誌やコミック等のアプリが今後いろいろ出てくるものと思われる。一説には日本で80万台程度普及、といわれてて、この数字を多いと取るか少ないと取るか・・・は微妙なところだ。ケータイ1端末としてはけっこうな売れ行きだけど、NintendoDSの普及台数なんて桁が違うしな・・・。

本屋のほんね氏があまりに絶賛していたので、思わず買ってみる。

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録
石川 拓治 NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班
幻冬舎
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「無農薬でリンゴを育てる」・・・無謀な挑戦を続け見事成功を収めた男の記録。8年間はまったく身(実)にならず、極貧生活の一途をたどり、周囲からは変人と言われ・・・これ、成功したからイイ話になってるけど、ずっとダメだったらどうなってたんだろう、とか、思ったり。その一方、勝手ながら自分の話に置き換えてみて「ひとつのものに狂えば、いつか必ず答えに巡り合う」という信念を自分も持ち続けないといけない・・・と思わされた。最近ちょっと自信を失いつつあったので、ある意味すごく助かった一冊。
あと、本書の中では「百姓とは百の仕事に通じていなければだめなんだ」という言葉が印象に残った。一つの虫の研究、一つの土の研究を深堀りしていくだけでも十分大変な仕事だし、研究者としては一生の仕事になるだろう。しかし「リンゴを育てる百姓」としては、成功をおさめるためのあらゆることに精通しつつ、それらの知識を総合的に使っていかなければならない。おそらく、自分もその立ち位置になるのだろう。「出版におけるデジタルメディア利用」みたいなものが自分の長年持ってきたテーマなのだが、そのためにはより幅広い経験と仕事をしなければならない、と思わされた。これまた勝手ながらシンパシー。

Kindleが引き起こした電子書籍の適正価格を巡る三つ巴
米国でamazonがKindleを成功させた理由というのはベストセラーを早く安く買えるから、ということに他ならないと私は思っている。そうなると「紙の本」と「電子コンテンツ」の二重価格化が今後も進むだろう。そうなると、電子コンテンツの値付けはどうすべきか、というのが課題になってくると私は思っている。今は「書店の適正価格に合わせて」1ダウンロード30円とか50円、みたいなコンテンツが多い。ユーザも有体物のないコンテンツのみにオカネを払えない、という話もわかる。だが、このままでは著者への戻りも少なすぎて、ビジネスとしては今後破たんしてしまうのでは・・・という不安も常に抱えている昨今。

凸版印刷/ソーシャルメモサービス開設、アマゾンなどECサイトと連携
凸版はけっこうこまごまと、こういうサービス作っているなぁ。

2009年6月8日(月曜日) tsudaる技術、シリコンバレーから将棋を観る、ブックオフ株買収のその後・・・etc.

★先日のでるべんの会は栗田出版販売の安藤様、大阪屋の鎌垣様をお迎えして、「中堅取次の現場から見える、出版流通の現状」というテーマでお話をお伺いしました。お越しいただきました皆様、ありがとうございました。今回はオフレコで、ということで具体的なコメントは差し控えさせていただきますが、内幕暴露の話というよりは「取次という視点」から見た書店の現状、出版点数と返品の現状などが非常によくわかり、大変有意義な会であったかと思います。誠にありがとうございました。来月は「本の学校」シンポジウムがありますので、次の勉強会は9月前後を予定しております。

Twitterでシンポジウム「生中継」 津田大介さんに聞く
先月、「週刊誌の将来」を考えるシンポジウムが上智大学キャンパスで元木昌彦氏取材のもとに行われ、日本を代表する週刊誌の編集長が集まって討議を行った。その会場でいち早くTwitterを使い中継を行ったのがITジャーナリストの津田大介氏である。この新たな報道手段に対して現在「tsudaる」という言葉が流行しており、『Tsudaる技術』という新書が出てもいいのでは、という声も出てくるほどだ。実際に話を聞きながら140文字以内に要点をまとめつつアップし続けるという行為はけっこう大変で、表面的にマネしてもなかなかうまくいかないと思う。今後津田氏をきっかけに「Twitter中継ジャーナリスト」というジャンルの人が出てくると面白いのだが。

★逆に言うと、講演会を主催する側、講演会で話をする側には今後「ネットで中継されること」が起こりうることを忘れてはならない、と思う。政治家の失言が後援者のパーティなどでよく行われてしまうのは、目の前の聴衆に対して「ここだけの話」としてリップサービスをしたことが、他の立場から見ると失礼な発言にあたり・・・ということが多い。場合によっては、反対勢力が忍び込んで、前後の文脈を意図的に切り取り悪いイメージづけをして流布される可能性だってあるわけだ。私自身は、主催者、講演者としてはそのことを前提にしつつ、それでもオフレコの場合はお客様に「ご協力をお願い」する・・・という立場しか取れないと思う。今回のでるべんの会も、まさにその立ち位置だったわけで。

★ちょっとジャンルは異なるが、「ネットで将棋対局中継」を行った梅田望夫氏による将棋観戦論を読了。

シリコンバレーから将棋を観る -羽生善治と現代
梅田望夫
中央公論新社
売り上げランキング: 1385

 
2008年6月に佐藤×羽生の棋聖戦中継を行い「将棋はネット中継と相性の良い競技」であると述べる梅田氏。事前に様々な文献から引用して使えそうな文章などを抜き書きして「ネットのあちら側」に置いておき、いつでも引き出せるようにしておく・・・といったテクニックを披露する。将棋と同様、試合に臨むための準備と研究、情報整理があるからこそ、限られた時間内でそれだけの文章が書ける、ということだ。
梅田氏は「指さない将棋ファン」がもっと増えてよい、と繰り返し本書で述べる。確かに、野球やサッカーの場合は「観戦だけのファン」がたくさんいる。しかし将棋や囲碁の場合は「自分も指せないといけない」「強くならないとファンを自認してはいけない」という空気がある。だが、将棋観戦そのものの楽しみは、将棋を指す楽しみとは別のものである、というのはよくわかる。私も数年指さなくなっているが、まずは「将棋世界」の購読でも復活してみようかな・・・。

さまざまなPV
ネットメディアの価値はPVで決まる、というが、そもそもそのPVの計測方法そのものがいい加減、という話。わかりやすいまとめなのでメモ。

ブックオフ株買収その後
出版業界関係者が集まると「大日本印刷はウチの会社も買収してくれないだろうか」が挨拶代わりとなっている現在(嘘)。大日本印刷が目指そうとしているのが出版界再編のためのオープンな仕組みづくりであってほしい、という記事。体制内改革は確かに難しいが・・・。

2009年6月3日(水曜日) やや復活。

★引っ越しから1か月経過。なぜか自宅のインターネット回線が安定しないため、なんとなく家でパソコンを開くのが億劫になっており・・・気づいたら2週間以上ココを放置してしまってました。すいません。なかなか本格始動再開できてないですね・・・。

「本の学校・出版産業シンポジウム2009in東京」のお知らせ
恒例となった東京国際ブックフェア期間中を利用してのシンポジウム。メインセッションでは丸善、トーハン、日販の経営幹部が登壇するなど、流通よりの話が中心になります。何とぞふるってご参加ください。なお私は今年も裏方を務めております。

小林弘人×橘川幸夫の新ブログ「メディアレビュー・ジャパン」がスタート。小林氏言うところの「だれでもメディア」を地でいく形だ。今後も注目したい・・・。本当は対談トークショーにも行きたかったが「本の学校」の開催とかぶっていて・・・こちらは夜開催ではあるが、さすがに私が裏方仕事を終えてかけつけるというのは無理だな。皆様はぜひかけもちでご参加を(笑

村上春樹新作メガヒット「1Q84」現象
出版界においては久々に明るいニュース。異様なハイペースで上下計77万部突破(おそらく今日もまた増刷決めてるんじゃないか)。事前に一切あらすじや内容を公開せずにファンの期待を煽ったことが爆発的人気につながった、とされている。

「やってよかった(涙)」 モーニング・ツー、Web無料公開で売り上げアップ
ある意味真逆の例として。発売日に雑誌丸ごとWebで無料公開という“暴挙”が成功に。もちろん紙の雑誌に特典をつけるなど、Webと紙の差別化もきちんとつけている、のだが「社内外の関係各所と数え切れないほどの折衝、交渉、議論、激論を交わし、すったもんだ、すべった転んだの大騒ぎの末」という一言があるとおり・・・おそらくあちこちから大反対されたのだろう。それを押し切るのは大変だっただろうなぁ。それだけの「信念」を持ち続けた編集部は偉い。

講談社ポータルサイト編集部解散 デジタル事業が頓挫?
同じ講談社より、一方で『MouRa』編集部が解散し、サイト運営が大幅に変わるという報道が。『生協の白石さん』などのベストセラーを出し、「Web掲載→単行本化」というビジネスを積極的に行ってきていたが、ここにきて「空中分解」・・・知人の無念そうな顔が目に浮かぶ・・・。ただ、「デジタルメディアは特別な体制下のみでやるもの」ではなく、すべての編集、営業等のセクションにとって重要なものになってきた状態、と言えなくもない。これは後退ではなく、積極的な拡散なのだ…ということにしておこう。

GoogleがAmazonに挑戦状――電子書籍市場に参入へ
世界的な不況で広告市場の冷え込みが続く中・・・既存メディアだけでなく、Web系メディアも「広告モデルだけだとキツいね」というモードになってきている。そのためか、米国ではKindleの成功を受けて「電子書籍の有料配信アリじゃね?」という雰囲気になってきているのが面白い。1年前までは「Webの世界では無料でコンテンツを見せて広告で稼ぐしかない」という雰囲気だったのに。で、日本もそれにつられて「日本でもKindle出ないかな」的な空気があるのだが・・・それには、きちんとリブリエやシグマブックなどの失敗した電子書籍専用端末の失敗の理由を検証すべきだよな。

★仕事上の理由でiPhoneを触るようになったのだが・・・だんだん手放せなくなってきた。移動中のメールやWebサイト閲覧がとてもラクで、最近は紙の本を開くことが減ってきたほど。やっぱり私物で購入しようかな・・・。