★昨日は午後休暇を取って「本の学校秋講座 出版業界人研修」に出席。5時間以上に及ぶ講義の目玉はあの梅田望夫氏による「ウェブの進化と出版・読書の明日に想う」というテーマのもの。「はてブ」をめぐっての発言で炎上した事件以来、あまりネット世界で発言しなくなった氏の話を聞くことができたのは非常に面白く有意義だった。「本の学校」はどちらかというと出版社、取次、書店で働く重鎮の方々が多く集まっているのだが、梅田氏は読者、著者、経営コンサルタントという外の立場から、出版ギョーカイの「中の人」に対し厳しいお叱りの言葉を次々と繰り出してきて、会場は爆笑と失笑の渦。ホント、書店のお偉いさんは梅田氏の話を聞いてどう思ったんだろうなぁ。・・・で、一部ではありますが、Twitterで気になる発言を抜き出して#honnogakkoで投稿しておいたので、興味ある方はご一読のほどを。
★梅田氏が今の出版界に必要なのは「アントレプレナシップ(起業家精神)」だと繰り返し言っていたのが印象的だった。しかもそれは、単に「がんばっていい本を作ろう」という現場のイノベーションという話ではなく(出版に限った話でないが日本では「現場のイノベーション」は十分すぎるほどできている、という)、全体の方向性とか場の組み方を間違えていると思われるものが非常に多い、という趣旨の話があって、今の出版流通、出版ギョーカイとはまさにそのような状態になっているのではないか、ということを深く考えさせられる。で、起業家精神に必要なスピリットとは「先の見えない泥の中を進み続ける力」と「絶対にギブアップしない精神」なのだということで・・・さて、自分にそんな強い心があるのだろうか。なくてもやるしかないんだな、うん。
★それにしても、自分で初めて講演聴きながらTwitter投稿・・・って、やってみるとすごく疲れるし大変(iPhoneで書きこんでたからというのもあるが)。「tsudaる」という言葉の源となった津田大介氏のすごさを改めて感じるとともに、Twitter中継はどうやっても聴き手の主観を間に挟んでしまうものだと実感。上記のような書き込みが、講演内容を必ずしも正しく表しているとは限らない、ということを感じさせられた・・・と言い訳しておこう。
★というわけで、iPhoneの電池も切れ、自分もぐったりしてしまったので、懇親会もそこそこに帰宅。
★MagaStore : 電通×Yappaの雑誌販売アプリは実用に耐えうる!が、これだったら紙媒体買った方がよくね?
昨日スタートしていたMAGASTOREに関して。基本的に褒めるレビューが中心のAppBankにしては辛辣なレビューを上記で書いている。残念ながら、このMAGASTOREアプリは雑誌を手に入れるまでの「売り場づくり」がまるで良くない。私もコレには期待してて何度もポジティブなコメント書いてるけど・・・これではそもそも読者が何を基準に雑誌を買えばいいのか、うまく伝わらないと思う。そのあたりは徐々に改善してほしいもので。
★関係ないけど、iPhoneの電子書籍に「新書」って意外に合ってると個人的には思うんだけど。誰か電通に対抗して「SHINSYOSTORE」とか作ってくれないかなぁ。これまた版元一社では売り場にならないし、一冊1アプリでは買うまでの導線を作りづらいので、講談社現代新書もちくま新書もベストセラーズ新書も、いろんな新書が一堂に会するアプリ(場所)があると読者にとっては嬉しいんじゃないかと思うのだが。
★「ブラックジャック」佐藤秀峰さん 自身のサイトで漫画有料配信
初日に10万円の売上という好発進・・・私も遅ればせながらポイントを購入し読んでみる。これによって紙の単行本がすぐに売り上げ下がるとは思えないけど、今後どんどん同じような作家初の情報発信が増えてくれば状況は大きく変わっているだろう。多くの作家と作品が集まり始めた時に、このサイトのUIで、果たして大丈夫なのか、という不安はあるが・・・。楽しげな作りではあるものの、すでにちょっと重いし探しにくい感じがするし。
★ジュンク堂が文教堂の筆頭株主に
これまた大型チェーン店同士の提携で・・・書店界再編、というか統合化の方向はまだまだ続くであろうが、気づいたらすべての書店が大日本印刷傘下で対抗馬はamazonだけ、なんて状況になってないことを望む。
★雑誌社サイトのコンテンツにも有料化の波が
★新聞のオンライン課金 さあ、払ってもらおう!
1年前とは本当に状況が変わり、無料閲覧から少額課金への道を必死に模索する米国の新聞・雑誌業界。関連記事があちこちで出始めている。ここまで「コンテンツは無料」という文化が根付いてしまうと、今から有料化を進めるのは難しいかと思うが・・・日本はまだケータイがきちんと集金装置になっているからいいけど。
★電子書籍、「パソコン」で読みたいが75.0% 日本での普及に約9割が期待 読書・図書に関する調査
楽天リサーチの調査ということは基本的にはPCユーザに偏った回答と思ってよいのだろうか。いずれにしてもメモリンク。
★今夏商戦 水筒が人気 扇風機は不振
実は遅ればせながら、私も水筒男子デビューを果たしたばかり。毎日缶コーヒーやペットボトルのお茶を購入しているのがあほらしくなっていたし、机に放置してぬるくなって飲み残してしまうというのが二重にもったいないなぁと思って・・・。水筒はシンプルなSAHARA MUG 300mlを購入。これなら鞄の中にも収まりが良いし。で、つい水筒の中身にも特別なものを、と考えてしまい近所にもあるやなか珈琲店へ飛び込んでしまう。これじゃ節約に全然なってないなぁ。まぁでも今のところは快適でよかろう。うん。