diary

2010年6月10日(木曜日) 今度はiPhone4ショック&京極ショック・・・etc.

★まずは告知から。「本の学校 出版産業シンポジウム」が今年も7/10(土)に開催されます。今回のメインセッションのテーマは「本の消費現場で何が起きているのか?」と題し、仲俣暁生氏をコーディネータに、そしてパネリストは印刷博物館館長の樺山紘一氏、講談社で「ファウスト」等を手掛けた異端の編集者・太田克史氏、丸善お茶の水店店長の草彅主税氏を迎えてお送りします。午後には「人文書」「取次」「古書併売」「デジタル」をテーマにした分科会と、講演会が開催されます。私も本シンポジウムの運営協力を行っております。東京国際ブックフェアと合わせて、ぜひとも奮ってご参加いただきますようお願い申しあげます。

★iPadの感動冷めやらぬまま、iPhone4の発表に大騒ぎ。iPadは非常に新しい存在のデバイスだが、まだ自分の生活のどこに密着するのかがよくわからない。しかしiPhoneは、私の生活の中には完全に定着しており、なくなっては困る存在になってしまっているので、こちらの進化は非常に気になるところだ。で、私にとっての一番のポイントはマルチタスク機能とアプリのフォルダ管理、そして何よりBluetoothで外部キーボードが接続可能になる点だろう。これなら、外出先のメモが簡単になるし、よりevernoteの活用も進むだろうな。というわけで、とりあえず今持ってるiPhone3GSをiOS4にアップグレードするだけでがまん。

★そしてもう一つ気になっているのがモバイルWiFiルータ「光ポータブル」の動向。現在私はDoCoMoのケータイとiPhoneとイー・モバイルの通信機器を持っている。イー・モバイルの契約がまだ1年半残っているので、いまポケットWiFiに機種変更しようとすると、解約手数料が3万円くらいかかってしまってもったいない。そこで、自宅でフレッツ光を契約しているので、上記のWiFiルータのSIMフリーモデルを契約すれば、イー・モバイルのSIMカードを挿すことで乗り換えができるんでは・・・という思いなのだが。そんなにうまくいくのかどうか。

★出版社で電子書籍やデジタル関連の担当をしてる人たちは、ここ最近の動乱を「iPadショック」「京極ショック」と呼んでいる。京極夏彦氏が新作『死ねばいいのに』をiPad、iPhoneで同時発売をしたことを受けて、今や著者やデジタルに見向きもしない編集者から「で、オレの本はいつiPadで出るの?」「早く自分の本をiPadにしてほしい」という問合せが殺到し、急に仕事が増えてどたばた・・・という状況になっているのだ。しかしながら、あれだけ売れてる米国ですら200万台というハードの普及状況の中では、そんなにコンテンツがたくさん売れるわけではない。まぁせいぜい都心に大型書店が一つ増え商圏が変わった、くらいの認識でしかないだろう。いくらなんでもトーハンや日販がなくなって代わりにアップルが、というほどの規模ではない。

★ここでも繰り返し書いてるが、amazonが日本の書籍出版市場に与えている影響力って全体の10%程度だろう。10%ということは、ここまで物凄い勢いを保ったamazonですら、せいぜい業界3位の取次、大阪屋程度、という言い方もできるのだ。小売や版元というレイヤーで見るととんでもない巨大企業だが、プラットフォームというレイヤーで観察すると、やはりまだまだ紙の流通の市場規模はとても大きい。

この記事のトラックバック URL :

コメント (0) »

この記事にはまだコメントがついていません。

コメントをどうぞ