diary

2011年1月28日(金曜日) 整体で腰治療、『成熟期のウェブ戦略』、楽天レシピ急成長、iOS電子書店アプリに危機!?、『花のズボラ飯』・・・etc.

★うひゃあ、気づいたらもう1月が終わろうとしている!!

★来年度に向けて取り組む企画・事業が本当に多方面に広がってきた。本業の仕事はもちろんのこと、勉強会とか業界横断的なプロジェクトでも積極的に関わっていこうと思うので、今年は仕事に生きることになりそうだな。しかし実際、最近はなんか飲みに行く暇があったら企画書書きたい、くらいの気持ちになっているもので。

★健全な精神は健全な肉体に宿る・・・というわけで、その気力を保つために、まずは慢性的に痛む腰と肩をなんとかすべく整体に通い始める。一回の治療で本当に軽くなって座り仕事の集中力がまるで違う!今までマッサージはやってたんだけど、あまり効果なかったんだよね・・・定期的に通うことで、色々と改善ができればと。さらに、勇気を振り絞って自分の文化にまるで合わない(と思っている)スポーツジムへの入会も検討中。この丸い腹をなんとかしたい・・・!

★今週のオススメ業界研究本、というのがこの日記の人気コーナー(嘘)

成熟期のウェブ戦略―新たなる成長と競争のルール
野尻 哲也
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 16029

 
ウェブビジネスはもはや成長期から成熟期に入りつつある。もちろん今でもFacebookやGrouponのように、急激に拡大するWebサービスはあるけど、もう誰も手をつけてない青田はウェブの世界にはほとんどなく、ここからはいかに他者と差別化を図り、隙間を見つけていくか、あるいは資本力で市場シェアを取りに行くか、市場成熟期ならではの戦略が必要とされるのだ・・・本書は国内外の様々なサービスの事例分析をもとにしながら、企業のウェブ戦略のあり方と消費者行動の変化について考察する。
Webマーケティングのまねごとみたいなことをやっている私としては、非常に読みやすくて面白かった一冊。しかも本書ではかなりの紙幅を割いて、コンテンツの有料化、電子書籍、電子雑誌、新聞等に関する考察も入っているので、電子書籍畑の人も読んだほうがいいかと思われる。

★出版社で電子書籍担当になる人を見ていると、Web媒体のことがわからない人がけっこう多いと思う。確かに電子書籍は「書籍事業の延長」ではあるのだが、一方で「デジタルメディアサービスの延長」でもある。双方の特徴と利点・欠点をきちんと把握しておかないと、偏ってしまい書き手や作り手と読者やユーザーとを満足させるものはできないのではないかと。

「年内にクックパッド抜く」–楽天レシピ、ポイント連動で攻勢
これは気になる。料理投稿はクックパッドの一人勝ち、と思っていたが、確かに楽天なら自分たちの持っている事業を使いながら巻き返しが図れそうだ。何にせよ、対抗勢力がある、というのは重要だと思うんだよね。

★料理レシピサイトで言うと、クックパッドに上記の楽天レシピというのがCGM型の雄だとすると、いわゆるプロが作るレシピを主軸にした検索サービスとしてはみんなのきょうの料理というのがあって、実はこちらも根強い人気がある。Googleもレシピ検索ができる。となると、ウチみたいな出版社が今から何かするとしても、結局のところは「量より質」で何とかするか、切り口をずらしていくしかないんだよな。うーむどうしよう。

iTunes課金を迂回する電子書籍アプリも「6月30日」まで? 米Appleがアプリ開発者に警告メール
いま電子出版関係者の間で真っ青になって慌てている人が多数出ている、驚愕のニュース。いわゆる「書店アプリ」の中には、アップルの「アプリ内課金」を使って本を買わせるサービスと、独自にクレジットカード課金等の決済方法で本を買わせるサービスがある。アプリ内課金は確かにワンクリックで購入できて便利なんだけど、価格設定に縛りが強かったり、ユーザの属性が小売り側で見えなくなってしまったりなど不便なところも多い。課金手数料も30%かかってしまうし。そのため、iOS以外にも店舗を広げたいサービス事業者は、独自決済を採用しているところがけっこう多いのだが・・・なんと、今後はそれがNGになってしまうらしい。すでに新規に申請している書店がことごとくリジェクトされ、すでに独自決済で運用している書店の人たちも、アップルに問い合わせると、はっきりしたことは言わないものの「リスク高いですよ」と言われるとか・・・。

★電子出版関係者のホンネとしては、自由度の高いAndroidのほうに開発資源を振り向けたい。ただ、やはり現状も、そして今後もiPhoneの一メーカーとしての優位は揺らがないだろう。また、ここが最大の問題だが、Android端末は自由度が高すぎるがゆえに、機種ごとに仕様が異なり、結局は端末ごとに調整の作業が必要になる。となると、Galaxyなどのように非常に売れている端末以外には、サービスが未整備になっていしまうということが多いのだ。ここが何とかならんかなと思うのだけど。

★ただ、Androidマーケットがアプリの払い戻し受付を24時間以内から15分以内に短縮させるということもあって、電子出版にとっても徐々に使いやすくなりつつあるのも事実。そしてiPhone以外のスマートフォンの売れ行きも今冬は予想以上に伸びているという話もあり、やはり今年はこのあたりへの対応がカギになりそうだ。

★帰宅したら家にあったマンガ。『孤独のグルメ』の原作者・久住昌之が、まったく違った作画者で新たな「ひとり飯」の世界を作り上げた。

花のズボラ飯
花のズボラ飯
posted with amazlet at 11.01.28
久住 昌之 水沢 悦子
秋田書店 (2010-12-20)

単身赴任中の夫を持つ30歳の主婦・花ちゃんが、今日もひとりでズボラな料理を作って食す。コンビニのおにぎりにお茶をかけた「おにぎり茶漬け」とか、「もらいもののお汁粉+しば漬」とか、旦那の前では見せないズボラ飯を、それはそれは美味しそうに、そして妙に色っぽく食べる様に萌える。そして合間に機関銃のごとく出てくる独り言が、ダジャレありオタクネタありの・・・これまたおかしくってカワイくって。いやぁ、久々にマンガのキャラに惚れました!

2011年1月12日(水曜日) 米ベライゾンがiPhone取扱い開始、ドコモ・大日本の電子書籍配信、電子書籍を月1,000部以上を売るアマチュア、『匠三代』・・・etc.

★明らかに視力が落ちてきているのは、暗い所でパソコン作業を続けているからだろうか。さすがにメガネをそろそろ買い換えるか・・・。もう7~8年は近視が進行してなかったと思うんだけど。だ、誰だ?老眼じゃないのって言う奴は!

★この時期は肌が乾燥してぱさぱさになったりかゆくなったりするので・・・こんな私でも風呂あがりの保湿が必要なのだが、先週末から奮発してロクシタンの男性向けフレグランス入り化粧水を使うようにしてしまった。自分でいうのもなんだが、これを使うようになって、自分がちょっと、いいにおいがするようになった。香水なんてまったく無縁だった私が、いまさら色気づく36歳男子。

★大小取り混ぜると、現在動かしてる企画は何十本あるんだろうか・・・今のところどれも楽しく取り組めているんで、精神衛生上はいいんだけど、どこかで本当に破綻するんじゃないか、と不安でしょうがない。ていうか、すでにほころびはあちこちに出始めている。

米ベライゾン・ワイヤレス、2月10日にアイフォーン4発売
米国では業界2位のAT&Tが独占供給していたiPhoneを、米国業界1位の通信会社ベライゾンも取り扱いを開始というニュース。となると、日本も同様のことが起こるのだろうか?ソフトバンクがやすやすと手放すとは思えないし、孫正義氏にはぜひ日本の通信業界発展のために頑張ってほしいが、私個人としては、なるべく早くiPhoneをDoCoMoで取り扱ってほしいのよね・・・。

500億円目標、競争さらに激化 ドコモ・大日本、電子書籍きょうから配信
昨晩はテレビのニュース番組でも相当取り上げてられていた模様で、hontoの知名度も一気に上がった・・・だろうか。ただ、私どもからすると「書店が一つオープンしたなぁ」くらいの印象しかまだないもので、協力しつつ様子見。

米国で電子書籍を月1,000部以上を売るアマチュア作家が続出、出版関係者の間で驚き
月1000部だったら、すでに日本ではコミックやラノベ等の同人作家やビジネス書作家でもっと稼ぐ人がごろごろいそうだが・・・一握りの人気アーティスト以外が生活を支えつつ表現活動をするためには「千人の忠実なファン」を捕まえるべしってのは昔から言われているらしいのだが、それをよりやりやすくしているのが電子出版なのだろう。紙の出版では1000部というロットは(専門分野じゃない限り)厳しいし、ブログやWebは無料媒体なのでそこ単体で生活を成り立たせるのは難しい。

★たまにはマンガの話でも。もともと家とか間取りとかの話は好きなもんで・・・。

匠三代 1 (ビッグコミックス)
倉科 遼 佐藤 智一 天野 彰
小学館 (2010-07-30)

 
下町・深川の小さな工務店で、大工の祖父、経営者の父と、設計を手掛ける主人公・拓美。親子三代の「匠」たちが織りなす、家づくりを舞台にしたホームドラマ。家づくりを通して様々な家族の人間模様に切り込んでいく、いわゆる人情モノなんだけど、家づくりの基礎的な知識・情報がきちんと練りこまれているので、非常に面白く読むことができる。現在2巻まで出ているが、まだあまり知名度が高くないようで・・・ドラマ化とかしたら映えるんじゃないだろうか。家づくりの専門誌「住まいの設計」のWebサイトで監修者の建築家にインタビューした記事が掲載されているのだが、やはり映像化のことは視野に入れている模様だとわかる。

2011年1月10日(月曜日) IDEOS購入、元新潮社宮本氏が語る出版業界の裏話、Android 3.0から電子書籍ビューワアプリ標準搭載・・・etc.

★3連休の初日・二日目は一日12時間以上眠り続けてしまい同居人が驚くほど。先週は妙にテンション高く働いてしまっていたのと、週末にちょっと予期せぬごたごたしたことがあり気分的に落ち込んでしまっていたので・・・寝ることで少しは解消できた、かな。

★木曜日に届いたIDEOSを自宅でごにょごにょいじって、ようやく使えるようになった。

 
現在は光ポータブルの接続用に使っていたイーモバイル回線を使って接続。最初は接続の設定(APNって何だろう?とか)や、日本語入力の設定などにいろいろ頭を悩ませるも、ネットで情報を拾っていじってたら、ほぼ大丈夫な感じになった。まず、モバイルルータとしてはすごく簡単に設定ができて使用できるので申し分なし。会社のiPadを使って速度テストをしたら、下り2Mbps強くらいだったので、まぁまぁ満足。また何より、初めてのAndroid端末ということもあって、カレンダーやGmail等の連携が一瞬でできてとてもわかりやすいのは嬉しい。SDカードを挿入してないのでカメラとかの機能をまだ使いこなしてないが、それも早いところ購入して試してみよう。
ただ、やっぱり2.8インチサイズの液晶は小さすぎて、目が疲れてしまう。やっぱりこれをメインのスマートフォンとしてiPhoneの代わりにと考えるのはつらいかなぁ。ガラケーの代替、あるいはモバイルルータの高機能版、と考えると面白いと思うけど。しばらくはおもちゃとしていろいろいじってみます。 

元新潮社編集者・宮本和英さんが、出版業界の裏話を語る語る。
新潮社をやめた名編集者が、当時の営業とのやりとりの模様を明かし話題に。これを見て「出版社の営業はアタマが固い」ってみんな思うんだろうなぁ。でも、結局のところ、nicoraに関しては若手の営業が細かな指定配本作業を行ったおかげで雑誌としては成功に導かれ、猪木の本も数万部は刷って売れたわけだから、きちんと営業を説得して動かしてるわけで、失敗で終わっているわけではない。そういう意味では新潮社の営業はまだ柔軟なほうなのかもしれない。

★基本的に、今やどんなに優秀な編集者でも、企画が百発百中ということはありえない。2勝3敗5分くらいなら「あいつはヒットメーカーだ」って社内では思われるんじゃないだろうか。編集としては常に「この企画はすごい、当たったら大きい」と考えるものだし、反対に営業は「この企画が外れた場合、どれだけ損失を小さくするか」ということを考えるだろう。

★じゃあ、もっと他の業種に習いマーケティングをしっかりすればいいのでは、という声もあるが、比較的規模の大きな雑誌ならともかく、少人数で作れる書籍ならば、「考える前に最低限の部数を出してみる」というのも一つの「出版的マーケティング手法」なんじゃないかと思う。大事なのは出した後の反応で、そこから店じまいするかきちんと売り伸ばすか、あるいは大々的に宣伝して一気に広げるか、ということを考えていけばいいんじゃないか。amazon等のオンライン書店や、大手取次のPOSデータを使えば「既存の出版流通上で」できることはまだまだ多いと思う。

★で、次の段階で問題となるのは「既存の出版流通とは違うところで」どうやって本を売っていくか、ということなのだと思う。取次を介さない直接販売のルートや、電子出版のルートもそこに含まれる。これはおそらく出版社の刊行ジャンルや業態によって異なっていくので、それぞれ独自のノウハウを積み重ねていくしかないんじゃないかと。

米Google、次期Android 3.0から電子書籍ビューワアプリ「Google eBooks」を標準搭載
実は電子書籍流通プラットフォームの中で自分が一番注目しているのはGoogleだったりする。ビューアも独自で標準搭載か。対応フォーマットはePUBとPDFだろうか。

2011年1月6日(木曜日) 『電子書籍革命の真実 未来の本 本のミライ』、勝間和代の「桃鉄」論・・・etc.

★仕事復帰2日目。まだ世間が本格的に動いていない中、「夏休みの宿題を9月1日に片付ける子供」のようにしてひたすらデスクワーク。煮詰まってきたところでつい、前回の記事で書いたIDEOSをamazonで衝動買いしてしまい「kajieさん何台似たようなの持つんですか!?」と笑われる。だって・・・つい・・・。届いたものの設定に思い切り手間取りまだ満足に使えていない。とりあえず週末にいじろう。

★電子書籍をテーマにした本が多すぎて、はっきり言って読み切れない。しかし本書は別で一気に読了した。私のように「既存出版産業の中で電子出版の業務に携わり始めた人」は是非読んでほしい一冊。

電子書籍革命の真実 未来の本 本のミライ (ビジネスファミ通)
西田 宗千佳
エンターブレイン
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「よくここまで、ワタシの言いたいことを代わりに言ってくれた!」と感謝の言葉を捧げたい。本書で書かれているのは、主にiPad登場以降の話。シャープやソニーなどの電子書籍端末の登場、“事業仕分けの対象”となった総務省の電子書籍推進関連事業の実態、出版社や作家に降りかかったことなど・・・2010年の「電子書籍元年」がどのような状況だったか、何が課題で何が誤解を生んでいるか、中での騒動から苦労まで、実際に出版社の中で電子書籍の業務に携わっている人達からすると「まさにそうだよね」と思うことばかり書いていただいている。もう、今後は「業界内の出来事を説明する役」は西田さんにお任せしよう。

★私は最近よく周囲で「昨年は『電子書籍元年』というけど、実際は『電子書籍(を語る)元年』だったんです」と言うことが多い。今まではごく一部のジャンル、一部の人たちによって進められていた電子書籍と言う存在が突如派手に持ち上げられ、私たちはあちこちで「電子書籍とは何か」を「説明」する機会に追われていた。経営者、社内の編集者、さまざまな著者や外部の事業者に・・・。それはそれで一定の成果はあり、徐々に電子書籍の体制ができつつあるのだが、その結果、自分たちがどこまで「いま実際に」電子書籍を成功させたかと言われれば、大きく疑問が残る(制作コストの回収ができてないわけではないが、事業として自立しているというにはまだ程遠い)。やろうとしてやれてない、思うように進まず暗礁に乗り上げている企画が何本あることか。

★ただ、まだ決まったものが何も見えてない現状では、やはり一つ一つ話をし、要望を聞き、お互いのやりたいことをぶつけ合うことが必要なのだと思う。そういう意味ではまだまだ「語る」仕事は必要だし、ギョーカイ全体として整備のために話し合う仕事も必要だろう。それがこの本によって皆の知識や意識のレベルが近づき、より深い議論に進んでいければ嬉しいと思う。

★ただ、電子書籍業務に直接従事してない人からすると、本書は「だから何?」と思うことが多いかもしれない。ソニーの社員全員が3Dテレビの技術について細かい知識を持っているわけではないように、専門家じゃない人には「三省懇の結果提唱され実証実験に移る中間(交換)フォーマットの話」なんてのはあまり必要がないんじゃないかと。

ブックビジネス2.0 - ウェブ時代の新しい本の生態系
岡本 真 仲俣 暁生 津田大介 橋本大也 長尾真 野口祐子 渡辺智暁 金正勲
実業之日本社
売り上げランキング: 92437

 
書き手とか作り手とか、あるいは「電子書籍が作る未来の世界」を知りたい一般の読者とかは、やっぱりこちらを読んだほうがいいんじゃないかな。本書が提唱する「本の未来」は、『電子書籍革命の真実』で挙げられている未来よりも、もっと先のほうの未来を見据えている。これはこれで、重要な視点だと思うし。

勝間和代さん、Twitterで「桃鉄」論を語る
勝間和代さんが「桃太郎電鉄」について熱く語っているツイートが面白い。私は「桃鉄」にはあまりハマったことがない(小学生の時はファミコンで『鉄道王』をずいぶんやってた。懐かしいなぁ)けど、この手のボードゲームは好きなので・・・。子供と遊ぶゲームにも、そこまで戦略的分析を働かせているとは、さすがの勝間節。 しかもその後まだまだ書ききれないことがあるとおっしゃっているので、ここはやっぱり攻略本とか作ってほしい!

2011年1月4日(火曜日) 今日から仕事復帰、『超ヤバい経済学』、グルーポンおせち騒動、IDEOS、電子書籍の本命はメルマガ・・・etc.

★本日から仕事復帰。今日中にやるべきことをToDoリストに書き出していたら、あまりの量にくらっとしてきた。「ま、年明けでいいか」と先送りしてたことがこんなに・・・。

★年末年始は、多くの人がそうであったように、大して遠出もせず酒ばかり飲んでいた感じ。紅白歌合戦や箱根駅伝をTwitterでつぶやきながら観る、というのはすでに正月の風物詩になってきたように思われる。

★正月の読書はこちら。ずっと積ん読だったのだが、なんでもっと早く読まなかったのかと後悔する。

超ヤバい経済学
超ヤバい経済学
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スティーヴン・D・レヴィット スティーヴン・J・ダブナー
東洋経済新報社
売り上げランキング: 2094

 
インドの農村ではテレビの普及に合わせて出産率が低下し女性の地位が向上した、猿に貨幣を教えたら売春行為が始まった、医者が本当に診察の合間に手を消毒している割合はたったの9%だった(自己申告させたら73%だったけど)、6歳以上の子供にとってチャイルドシートはシートベルトよりも安全ではない・・・風俗から環境問題に至るまで、あらゆる事象に対し経済学的手法で軽妙にメスを入れていく本。昔から社会心理学とか行動経済学とかには興味があったので、こういう話は非常に面白い。ただ、本書でも認めているけど、こういった学問は化学や物理と違って法則性を抽出することはとても難しい。これらの実験は結論を導き出すのではなく、何かを考えるきっかけにする、程度がよかろう。

グルーポンで買ったおせち料理が「見本と違う」と話題に! 腐っているという報告も多数
2011年初頭を飾るにふさわしいネット事件。その後、店舗のゴミ箱を漁って食材の納品書を見つけ出し食品偽装を突き止めた人がいるなど、久々に市民ジャーナリズム(とカッコイイ言葉で言っていいのかわからんが)が発揮されている。GROUPONはCM大量露出を行い急激な拡大を続けている時期であり、店舗側もサービス運営側もちょっと無理が過ぎたのだろう。一部の心ない事業者のために「だからフラッシュマーケティングって怪しいんだよね」という空気が作られないことを祈るばかりだ。

★しかし、改めて思うのは・・・フラッシュマーケティングというのは、一時的に原価を割る激安価格を提示して集客をするのは宣伝費用を別途かけるよりも効率が良い、という発想から来てると思うんだけど、だったらあらかじめ定価を高く設定しておいて安売りしても利益が取れるようにしよう、と考えたくなるんじゃないだろうか。本の世界も、もし今後再販制度が崩れたり、電子出版流通が本格化して本の定価販売制度が実質的に崩れたりしてくると、出版社は意図的に本の定価を上げると思う。それって、本当に顧客に対して良いことなんだろうか。

「IDEOS」初体験レポート、 SIMロックフリーAndroid端末にはまる
この日記で沈黙を保つ間に、GALAPAGOSだのSONY ReaderだのGALAXY Tabだのといった端末が登場して興味をひかれているわけだが、実はいま一番気になるのがこのIDEOS。小さいけどAndroidスマートフォンとしての機能は十分そうだし、モバイルルータとしても使えるようだし、何より安い・・・! 結婚式以降緊縮財政を強いられている我が家だが、これくらいなら・・・大丈夫じゃないかな・・・。

★ホリエモンが自身のブログで電子書籍の本命はやっぱりメルマガだと書いている。これは本当にその通り。電子書籍の世界が端末や規格をいくら決めようが、結局のところはコンテンツがすべてを左右するわけで。メルマガのデメリットはDRMがかけられない点や、表現力が乏しい点にあるが、定期購読の仕組みが確立しているという点でのメリットは何より大きい。もちろん、月840円で万単位の読者を抱えられるのはホリエモンのようなごく一部の著名人しかいないだろうけど。

2011年1月1日(土曜日) 毎年ながらの一年の計。

★明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

★昨年はこちらの日記更新を完全に止めてしまいまして申し訳ありませんでした。昨年は新しい部署を率いて電子出版をはじめとする出版社の新規事業に対する取り組みを行うとともに、プライベートでは結婚という最大のイベントを迎え、今まで以上にどたばたしていた一年だったと思います。それなりにうまくいったこともたくさんありますが、色々なところに手を広げてしまった結果、あちこちに迷惑をかけてしまったなぁと反省することも数多くあります。今年はもうちょっと、自らの活動に「選択と集中」を突き詰めていくこと、その場しのぎでさばくのではなく、先手先手で企画を立てたり周囲と交渉したりしていかなければいけない、と思っています。

★「電子書籍元年」と言われた2010年に対して、今年は何と言われるのでしょうか。iPadブームも下火化し、電子書籍サービスもこれはというものが登場しなかった中にあって、すでに「電子書籍ブームは終わった」と言われることが昨年末あたりから少なくはないのですが、私はそんな流行り好きITマーケッターの言うことに、そのまま振り回されるわけにはいきません。「出版社がどうやってデジタルメディアを活用して自らの業態を広げていくことができるのか」というのは自分にとってずっと変わらないテーマですし、その手段の一つとして「電子出版」というものを活用していくことが、今年はこれ以上にもっと求められていくのだと思っています。

★ただ、その分自分がただでさえ苦手な広告やEC、その他のメディア事業に対しての情報収集が弱くなっていたかもしれません。そこは昨年の反省です。今年は特に動き出している企画もあるので、もっとそちらの方向の情報もきちんとつかまえ、自分の仕事に落とし込んでいければと。

★また、この「週報」に対するスタンスも、開始より10年を迎えるにあたって、大きく変更しようかと思っています。というのは、特に今年は自分が会社の中でも管理職という立場であったり、業界団体の中でも活動をする立場になったりして、「実名」での活動が盛んになってきていて、そのために「匿名」でやっていたこの週報で書くことが非常に制限される思いが強く、その結果が筆を鈍らせる一つの大きな要因になっていました。

★しかし、今年はもう少し積極的に「書くこと」を復活させたいなと思っています。自分自身にとって、書くことは自分の考えを整理したり、他者の視線を意識しながら柔軟に考えを変えていったりするための重要な場です。この場をもう少し有効に使うためには、あまり「実名か匿名か」ということにこだわらずにここを使っていければと。ただ、あくまでここは「個人の意見をあげる場」なので、私が属する組織や団体の意見と必ずしも一致するわけではありません。何とぞ御容赦いただければと思います。

★それと、今年は「酒量をおさえる」というのも目標に立てておこうかな・・・健康のためと節約のため。