diary

2011年1月6日(木曜日) 『電子書籍革命の真実 未来の本 本のミライ』、勝間和代の「桃鉄」論・・・etc.

★仕事復帰2日目。まだ世間が本格的に動いていない中、「夏休みの宿題を9月1日に片付ける子供」のようにしてひたすらデスクワーク。煮詰まってきたところでつい、前回の記事で書いたIDEOSをamazonで衝動買いしてしまい「kajieさん何台似たようなの持つんですか!?」と笑われる。だって・・・つい・・・。届いたものの設定に思い切り手間取りまだ満足に使えていない。とりあえず週末にいじろう。

★電子書籍をテーマにした本が多すぎて、はっきり言って読み切れない。しかし本書は別で一気に読了した。私のように「既存出版産業の中で電子出版の業務に携わり始めた人」は是非読んでほしい一冊。

電子書籍革命の真実 未来の本 本のミライ (ビジネスファミ通)
西田 宗千佳
エンターブレイン
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「よくここまで、ワタシの言いたいことを代わりに言ってくれた!」と感謝の言葉を捧げたい。本書で書かれているのは、主にiPad登場以降の話。シャープやソニーなどの電子書籍端末の登場、“事業仕分けの対象”となった総務省の電子書籍推進関連事業の実態、出版社や作家に降りかかったことなど・・・2010年の「電子書籍元年」がどのような状況だったか、何が課題で何が誤解を生んでいるか、中での騒動から苦労まで、実際に出版社の中で電子書籍の業務に携わっている人達からすると「まさにそうだよね」と思うことばかり書いていただいている。もう、今後は「業界内の出来事を説明する役」は西田さんにお任せしよう。

★私は最近よく周囲で「昨年は『電子書籍元年』というけど、実際は『電子書籍(を語る)元年』だったんです」と言うことが多い。今まではごく一部のジャンル、一部の人たちによって進められていた電子書籍と言う存在が突如派手に持ち上げられ、私たちはあちこちで「電子書籍とは何か」を「説明」する機会に追われていた。経営者、社内の編集者、さまざまな著者や外部の事業者に・・・。それはそれで一定の成果はあり、徐々に電子書籍の体制ができつつあるのだが、その結果、自分たちがどこまで「いま実際に」電子書籍を成功させたかと言われれば、大きく疑問が残る(制作コストの回収ができてないわけではないが、事業として自立しているというにはまだ程遠い)。やろうとしてやれてない、思うように進まず暗礁に乗り上げている企画が何本あることか。

★ただ、まだ決まったものが何も見えてない現状では、やはり一つ一つ話をし、要望を聞き、お互いのやりたいことをぶつけ合うことが必要なのだと思う。そういう意味ではまだまだ「語る」仕事は必要だし、ギョーカイ全体として整備のために話し合う仕事も必要だろう。それがこの本によって皆の知識や意識のレベルが近づき、より深い議論に進んでいければ嬉しいと思う。

★ただ、電子書籍業務に直接従事してない人からすると、本書は「だから何?」と思うことが多いかもしれない。ソニーの社員全員が3Dテレビの技術について細かい知識を持っているわけではないように、専門家じゃない人には「三省懇の結果提唱され実証実験に移る中間(交換)フォーマットの話」なんてのはあまり必要がないんじゃないかと。

ブックビジネス2.0 - ウェブ時代の新しい本の生態系
岡本 真 仲俣 暁生 津田大介 橋本大也 長尾真 野口祐子 渡辺智暁 金正勲
実業之日本社
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書き手とか作り手とか、あるいは「電子書籍が作る未来の世界」を知りたい一般の読者とかは、やっぱりこちらを読んだほうがいいんじゃないかな。本書が提唱する「本の未来」は、『電子書籍革命の真実』で挙げられている未来よりも、もっと先のほうの未来を見据えている。これはこれで、重要な視点だと思うし。

勝間和代さん、Twitterで「桃鉄」論を語る
勝間和代さんが「桃太郎電鉄」について熱く語っているツイートが面白い。私は「桃鉄」にはあまりハマったことがない(小学生の時はファミコンで『鉄道王』をずいぶんやってた。懐かしいなぁ)けど、この手のボードゲームは好きなので・・・。子供と遊ぶゲームにも、そこまで戦略的分析を働かせているとは、さすがの勝間節。 しかもその後まだまだ書ききれないことがあるとおっしゃっているので、ここはやっぱり攻略本とか作ってほしい!

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コメント (1) »

  1. […] ▼『電子書籍革命の真実 未来の本 本のミライ』、勝間和代の「桃鉄」論… […]

    ピンバック by 2011/01/06(木)のブクマ – blog.Qiez.info — 2011/1/7 金曜日 @ 4:02:42

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