2011年2月16日(水曜日) 『盛岡さわや書店奮戦記』、ヴィレッジヴァンガード、アダルト系商品撤去の真相、ボーダーズはなぜダメになったのか?・・・etc.
★駅前のスポーツクラブに入会してしまった。まさか自分の人生において、自ら好んで運動をする日が来るとは・・・しかし、行きだすと意外に楽しい。やっぱり自宅で筋トレなんてやる気出ないが、運動しなきゃいけない環境に自分が放り込まれると、これはこれであれこれやり始めてしまう。そして改めて思うのだが、かつて銭湯が担っていた機能はスポーツクラブに移りつつあるのだなということ。だって休日夕方のスポーツクラブの風呂なんて、隠居した風の御年配の方々の憩いの場と化しているし。
★仕事が立て込んでいるのは今に始まったことではないが、最近自分ではどうしようもなくて煮詰まることが幾つも立て続けに起き、精神的にかなりどよんとしてしまっていた。そんな折にたまたま社内の飲み会で一緒になった社長から「kajie君、うつ病にならないでね」と言われ・・・え、そんなにうつ病になりそうな感じでしたかワタクシ?とかえってぐるぐる悩み始めてしまい悪循環な感じに。
★小田光雄インタビューの「出版人に聞く」シリーズ。元リブロの今泉正光氏に続く第2弾が出版された。
論創社
売り上げランキング: 24555
伊藤清彦氏は、東北の地・盛岡のさわや書店を一躍有名にした名物書店人としてよく知られている人物。近年書店業から離れてしまい周囲を残念がらせているが、本書を読むと伊藤氏の書店運営術がいかにわかりやすく具体的であるかがわかり面白い。今はなき新宿マイシティの山下書店で文庫の売り上げを急激に伸ばし、町田の路面店では移動式の小さい平台をいくつも作り、客層に合わせて時間帯ごとに雑誌の平積みを変えて雑誌の売り上げを急激に伸ばした。地元・盛岡に帰ってからは、旧弊社員との衝突に悩みながらも、店舗全体のマネジメントに取り組み店全体の売り上げを急成長させる・・・。しかし本書を読んでいると、伊藤氏「以外」は当時どうやってたんだろう、と思わざるを得ない。それでも昔は昔で別のところに苦労があったのだろうし、そもそも本は置けば売れる時代だったのかもしれない。しかし今はそれではいけない。様々な本を売るノウハウ、テクニックを身につけ、たえず実践していかなければいけない。だけど人は増えないし売上は下がるし・・・本当に今の現場は大変だ。
★関係ないけど、新宿のマイシティは今ではルミネエストに代わってしまった。山下書店は閉店してしまい、そのあとに有隣堂が入ったものの立ちゆかずそちらも閉店、今は書店がひとつも入っていない状態だ。そして、新宿のルミネエストといえば・・・そう、立ち退き問題で揺れているあの人気カフェ・ベルクが入っているところ。
★「遊べる本屋」ヴィレッジヴァンガード、アダルト系商品撤去の真相
サブカルの殿堂・VVがエログロを排除するのは店自体のアイデンティティを揺るがす大問題なのでは・・・とこちらも書店ギョーカイの中で話題に。私はVVの愛知県の本店のことは知らないが、やっぱり思い出に残るのは下北沢店。街自体の持つ雰囲気と相まって、猥雑でポップな空間(「ポップな雰囲気」と「大量のPOP」の掛詞)に驚き興奮したことを思い出す。しかし、現在のVVは地方・郊外のショッピングセンターに相次いで出店しており、今や店舗数は300店以上。ファミリー向けのSCにエログロは合わない・・・という判断を自主的に決めた、というのはまぁ納得せざるを得ない。
私が気になるのは、その基準だ。「独自のガイドライン」というのがどの程度の商品を指しているのか。単に成年マークをついてたらばっさりNG、とかだとあまりにも悲しすぎる。VVは、他の書店にはない「提案力」が魅力だ。あの定番となったPOPは「店員自身がオススメの本を推してます」オーラにあふれている。そんなVVが「マル成か、否か」「性描写があるか、ないか」だけで店頭に置ける商品を決めてしまうというのだろうか。それとも、もうあのPOPは形式的なもので、目利きの店員が「この本を売ったる」という気概のもとにびっくりするような本を掘り出してきて・・・ということはなくなってしまったのだろうか。
ヴィレッジヴァンガードはもはや「菊池君の本屋」ではなくなった。店が大きくなること、全国に広がっていくことは歓迎すべきことだろうし、その結果として各店員の書籍に対するリテラシーに差が出てきてしまうのもやむをえないだろう。しかし、どんなに大きくなっても店員個人の熱意や力を大きなシステムの中でつぶしてしまうようなことはしてほしくないし、VVが、あるいは地方に拡大するメガストアがそこまでしないであろうことを期待したい。
★ボーダーズはなぜダメになったのか?
米国2番手の大手書店チェーン、Bordersが会社更生法申請を発表するとか。電子書籍端末Nookを出すなどして生き残りを賭け様々な手を打つBarns&Nobleに比べると、明らかに後手後手に回っていた印象は否めない。上記記事は、そのボーダーズの特徴の転落の原因に切り込んでいる。
「個人的には、ボーダーズは電子書籍などが出始めるずっと前から、自分たちが得意だったことを見失ってしまったのが敗因だと思う。それはつまり、大学生のような若い世代が何に興味を持ち、何にお金を使い、どういうライフスタイルを送っているかを理解した上で、彼らが望む「場」を作る、ということだ」(本文より)
これは、いま他の書店、他の企業に置き換えてもけっこうぐさっとくる文じゃなかろうか。











女子高生のスカートの中を盗撮したとして、警視庁戸塚署は4日、東京都新宿区百人町、私立
東洋英和女学院小学部教諭・池井貴之容疑者(29)を都迷惑防止条例違反の現行犯で逮捕した。
調べによると、池井容疑者は同日午後10時20分ごろ、JR山手線新宿―新大久保駅間の電車
内で、都内に住む高校3年の女子生徒(18)の後ろからしゃがみ込むようにして、スカートの中を
カメラ内蔵型の電子手帳で約8分間撮影した。女子生徒が気づき、高田馬場駅で池井容疑者を
駅員に突き出した。
池井容疑者は酒を飲んでおり、「ミニスカートの女の子を見てムラムラした」と供述している。同
条例は今月から盗撮などの卑わい行為に対する罰則が強化されており、条例改正後の逮捕者は
初めて。
コメント by natataishi — 2011/4/11 月曜日 @ 23:43:08